2012年5月 1日 (火)

歌会日記(10)

4月28(土) 晴れ

俺、主夫のくせに、息子の小学校で「おやじの会」ってのに入ってて、この日は、その会が市内の祭に焼きそば屋を出すってんで、朝の6時半からお手伝い...

夕方、急いで家を出ようとしてたら、息子と娘が大喧嘩をおっ始めて、その仲裁に手間取り...

この日のゲスト(1番手)は大学時代の後輩Aけんのユニット「じんけん」なので遅刻するわけにはいかず、チャリンコかっ飛ばして、いつもなら片道40分かかるところを32分で到着(汗)。どうにか間に合ったけど、からだはへろへろだったよ。
 
 
さて、今回の歌会(ゲスト編)は・・・

じんけん
うむ、ロック風なオリジナルが新鮮!よかったよ。

天ちゃん(ソロ)
天ちゃんらしい昭和歌謡連発!すごくウケてたよ。

すーさん
さすが常連!各種レパートリーで余裕の盛り上がり。
 
 
で、今回はとっとと俺の番について(笑)。

最近は幼稚園関連のことで頭がいっぱいでね。あまり気合いが入らないので、なるべく準備に負担のないやつをと考えて...

さだまさしで好きなやつを簡単アレンジにして歌おうか、ムシャクシャした気持ちを尾崎豊に乗せて絶叫しようか、どうせ絶叫するなら未完のオリジナルを完成させてやっちゃおうか... などと考えは巡ったけど、結局やったのは

・『IF IT MAKES YOU HAPPY』 SHERYL CROW

・『OVER THE RAINBOW』 (アメリカのドラマ『glee』より)

どちらもごくごくシンプルなコード弾きで、しょぼ~く弾き語った。一応テーマは、「やさしく、ゆるく、ちいさく」歌うこと。声を張り上げず、裏声ぎみで音程重視。しんみり、じわ~っとした感動を狙ってみた(笑)。

自分的にはまあまあ上手くいったよ。なぜかほとんど緊張もしなかった。
 
 
今回は、すーさんのお友だちってことで、いろんな人が集まっていた。インディーズで結構活躍しているというそれっぽいお姉さんや、前にも書いた麻丘めぐみのお姉さんの「チャラ」さん。さらになんと、俺は知らなかったけど、昔、吉田拓郎のプロデュースでデビューしたという「川村ゆうこ」さんとか!

そんな満員御礼、大物揃いの中でも、俺は自分らしく、しょぼ~く弾き語ることができた。自分がやると決めたことをしっかりとやれた。まあ、なんというか、

「これでいい、これでいいのだ」

と満足できる夜だった。そして心のどこかで

「今に見てろよ...(笑)」

と根拠もなくニヤつく俺なのであった。
 
 
      《歌会日記(10)おしまい》
 
      (これぐらいの短さがいいね...)
 
 
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2012年4月27日 (金)

やっちゃいました...

 
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  最近ちょっとね...(苦笑)
 
 
  でも頑張ってます。↓

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  今日のは冷凍食品なしだよ。(*^-゚)v
 
  
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2012年4月20日 (金)

娘と俺の新生活

娘(4歳)が幼稚園に入って2週間...

なななんと! 娘、絶好調!(驚)

たまたまバスの乗り降りが一緒の男の子と何故か仲良くなり、その子とはクラスも一緒、席も隣。毎日楽しく通園している。保育園時代のあのぐずぐずな朝が嘘のよう... やはり親の説教なんかではなく、「出会い」が人を変えてゆくんだよなぁ...

幼稚園は早く帰ってこられるってのもある。さびしげな夕暮れのお迎えではなく、昼過ぎのキラキラした太陽の中のお帰り。娘は明るい家でおやつを食べながら、「幼稚園は早いなぁ~」 とご満悦だ。

大変なのは俺のほう。右も左もわからない幼稚園だし、新学期はあれ持って来い、これは作って持って来い、と指示も多い。俺は絶対に忘れ物をさせないよう細心の注意を払い、朝に娘の機嫌を損ねないよう起こし方にも気を使い...(汗)。

先週ははじめての保護者会に参加。やはり俺以外全員ママの完全アウェイ。しかも保育園の多種多様なママ(パパ)と違って、なんか皆、一様に明るくて楽しそう。子育て生活を存分にエンジョイしてますって感じ? ううっ、眩しい!(被害妄想)

そんなこんなで先週末は、プレッシャーとストレスでキレて、寝込んでしまったよ(苦笑)。

今週からは弁当作りもはじまった(週1~2回)。妻に作る弁当とは違い、娘の弁当は細心の注意を払って美味しくカワイらしく...
 
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ふ~っ(汗)。

新しいバイトを始めたような、新入社員のような、大したことやってないのにゲッソリと疲れる、ハラハラ・ドキドキ・ワクワクな... 緊張感のある今日この頃だよ。
 
 
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2012年4月 2日 (月)

いよいよ専業...

娘(4歳)が保育園から幼稚園に転園する。

きっかけは原発。でもまあ、俺の稼ぎの悪さを考えると、潮時だよな。そもそも数年前からこれは俺の希望でもあって、経済的な理由などで妻からは却下されていたのだが、「3.11」以降のすったもんだの挙句... まあ、遅まきながら、「いっそ潔く」 という俺の希望が叶ったわけだ。
 
 
先日(3/23)、保育園へ最後のお迎えに行ってきた。制度上は3月31日まで預かってもらえるのだが、息子(小1)が春休みに入ったし、保育園でも一応「修了式」というのがあるこの日を最後の日と決めた。

空はあいにくの雨。俺はまさに「お天道様も泣いていら~(涙)」という心境。夕方、仕事を早退した妻と息子と3人で保育園の門をくぐる。娘が俺たちに気づき、嬉しそうにニヤリとした。

教室の入口で娘の帰り支度を待っていると、娘と一緒に担任のY先生がクラスの子どもたちを引き連れて出てきた。

俺と妻が先生にお礼の挨拶をすると、先生もとても残念そうに「最近はお友だちともよく遊ぶようになって、すごく調子がよかったんですよ~」と言ってくれた。

俺は「はい、家でも『今日○○ちゃんと遊んだ~』とか言うようになって...ほんと残念なんですけど...」。ちょっと声が上擦りぎみ。

そのあと先生が「は~い、じゃあ葵ちゃんにバイバイしましょう」と声をかけると、クラスの子どもたちが口々に「あおいちゃんバイバ~イ♪」と明るく手を振り、1人のお友だちから、何やら色紙代わりのボードが娘に手渡された。クラスの皆が指スタンプで作った「なのはなばたけ」と、葵を真ん中にして撮ったクラスの集合写真。最後に小さく

 あおいちゃんへ
 ようちえんにいっても
 げんきでがんばってね

と書いてある...

今回は息子の卒園の時とは違って、俺はあまり泣くつもりはなかったのだが、この不意打ち的な、ちょっとした「お別れ会」に、やはりぐっと涙がこみ上げてきた。1人の園児の転園に、こんなに暖かい、こんなに素敵なお別れをしてくれるなんて...
 
 
去年の4月に3歳クラスになってからは、クラスの人数も増えたし、普段の送り迎えでは、俺は先生と長々立ち話するタイプでもないので、この1年間は以前に比べ、保育園とのコミュニケーションがそっけなかったかもしれない。でもこの「お別れ会」で、娘は本当に愛されていたんだな~と感じた。出来の悪い子ほど...と言うしなあ。

そう言えばちょっと前、娘はなんとY先生の頬にビンタを食らわせたそうで(汗)。時間が来たのに砂場遊びを止めたくないと駄々をこねたらしく...(ついに園内暴力?笑)
 
 
そんな娘も、いよいよ保育園とお別れ... Y先生は「先生もっと葵ちゃんと遊びたかったな...」と言って別れを惜しんでくれ、その言葉の響きが妙に俺の心に刺さり...(涙)。俺の知らない間に、娘は保育園で、いろいろな経験をしたんだろうな...

肝心の娘は照れてるのか何なのか、さっきから終始ぐにゃぐにゃと体をよじって俺にからみついてくる。まあ、これがいつもの娘なのだが...

「じゃあ、最後にさよならしよっか」と先生。

俺は娘を横目で見ながら一緒にゆっくり

「さ~よ~お~な~らっ」

って、俺しか言ってないやんけ!
娘はぐにゃぐにゃしてるだけ...

葵さんよ、最後まで上手に挨拶できなかったね!(笑)
 
 
教室をあとにして、俺は妻とちょっとだけ目を会わせ、「終わったね...」的にうなづき合う。歩きながら俺はもうハンカチを出さずにはいられなかった...

娘がぜんぜん悲しんでいないのが、せめてもの救いか。まあ、スムーズに幼稚園へ移行して欲しいので、あえて「保育園とはお別れだよ」的な悲しい言い方はしてこなかったせいもあると思うが。

泣き虫の息子も、今回は泣くでもなく、笑うでもなく、黙って神妙にしていた。何を思っていたか、息子もこれで母校(母園)を訪れる機会を失ってしまったよなぁ...
  
 
雨に濡れる園庭を眺めながら、俺たち家族4人は各クラスを横切り、今度は事務所で主任さんと副園長さんに挨拶。副園長さんは息子が0歳で入園した時に担任だった思い出深い人だ。

「どうもお世話になりまして...」から始まった立ち話。副園長さんは、「葵ちゃん、おゆうぎ会のダンス、しっかりやってましたよね~。素晴らしかったです~」と褒めてくれた。

そうなのだ。ハンガーストライキから始まった娘の保育園生活。その後もなかなか園生活に馴染まず、まあどちらかと言えば問題児の部類に入っていたと思うのだが、そんな娘も徐々に保育園に楽しみを見つけ、最後の晴れ舞台であるおゆうぎ会では、かわいい、本当にかわいいダンスをしっかりと踊ってくれた...(手話付の歌と、合奏の小太鼓も!)。

そんなこんなの立ち話。俺からも言いたいことはたくさんあるはずなのだが、口を開くと泣いてしまいそうで... いや、泣いているのがばれてしまいそうで... あまり会話が弾まない。それでも皆大人だから、それなりに会話は進み...

これまで本当にお世話になったこと、子ども2人がこの保育園で過ごせて本当に良かったという思い、そういう感謝の言葉をもっともっと言いたかったが、声がみっともなく上ずってしまいそうで、やっぱり言えない。せめてこの涙で俺の気持ちを分かってほしい、そう願った。花粉症でマスクをしていて、歪んだ口元や顔全体が見られなかったのが良かったのか悪かったのか... 「これ、悲しくて泣いてるんです!花粉のせいじゃないですよ!」。そう叫びたい気持ちだった。

挨拶を終え、いよいよお別れというとき、Y先生がもう一度教室から出てきて、最後まで俺たちを見送ってくれた。俺はもう、有難くて有難くて、ただペコペコと頭を下げるしかなかった(泣)。
 
 
帰り道、止まない雨の中、自転車に乗りながらも涙が溢れてくる。娘があまり関係ない話を無邪気にしてくるのが何とも...(苦笑)。俺は泣き声にならないよう、ぼそぼそっとつぶやきながら相手をした。

家に帰ってからもしばらくは悲しみが止まらない。何か話すと号泣してしまいそうで、俺はムスッと黙っていた。疲れたので、とりあえず布団でごろ寝した。泣き顔を家族に見られないように。

あれから数日経っても、ふと保育園のお便り帳や園服、カバンや上履き入れを見ると胸がキュンとなる。

もうこれ、使わないのか...
 
 
心がパンクしそうになる。でもアーティストなら、こういうことにもタフになっていかないと。照れて黙ってしまったら、目を背けてしまったら、何も生まれないから...
 
 
息子の入園から数えて丸7年。
今度こそ本当にさようなら。
ありがとうR保育園。
本当に最高の、きらきらした7年間でした。

ああ、もう保育園行かないのかあ...


今、確実に、1つの時代が終わった。


takuya 42歳の春、
ざわつく心を、時がさらさらと流れてゆきます...(涙)。
 
 
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2012年3月25日 (日)

音痴が治った?

1月末、俺は2月4日の歌会を目前に控え、「さて、今回は何を歌おうか」と考えていた。

とにかくオリジナルを歌い続けるか。たぶんそれがあるべき姿だし、特に準備もいらないので一番楽でもある。でも5曲しかないオリジナルは、もっと「ここぞ!」という時のためにとっておきたい気もするし、気持ちを入れずにただ回数だけこなすというのは... 今はまだ、新曲を完成させる気もしないし...

それより何かコピーをやってレパートリーの幅を増やそう。新しいギターテクを練習する余裕はないが、プロの歌詞やメロディー、コード進行を体感しておくことは、今後の曲作りにもきっと役立つはず。ということなら...

最初に思いついたのは奥田民生。以前このブログにも書いたが、久々に「広島球場ライブ」のDVDを見てみる。で、持っている「歌本」やらネットやらを駆使して、何曲か歌詞とコード進行を入手。早速あれこれ試してみるが...

ん? 何か違う。これも... これも... 何かしっくりこない。ちょっと上手く行かないところがあるとすぐに投げ出し、何故か根気が続かない。新しい曲に挑戦するときのワクワク感が沸いてこない...

何だろう、これは。俺って夏男だから、冬はイマイチ気分が乗らないのかも。こういうとき、自分の気持ちに嘘をついて空元気を搾り出すのは良くない...

ってか、やはり、このDVDの弾き語りはすべて、奥田民生が歌うからいいのであって、俺が真似してもダメなんじゃないか。これは奥田民生の心の叫びであって俺の叫びではないのだから。ってか俺、長年の民生ファンではないので、曲への愛が(聴き込みが)まだ足りないのかも...

そんなこんなで今回は、とりあえず奥田民生は封印した。もっと気分が乗ってるときに、もっと曲を心に染み込ませてから再挑戦かな。
 
 
というわけで... テンション低くてもできる曲。今の気持ちに合った曲。俺が本当に好きで、心に染み付いている曲... と考えてたどり着いたのが、渡辺美里の『サンキュ』だった。これなら...

スコアはないので、仕方なしに耳コピ。ってか、歌いながら適当にコードを付けていった。本物はどうか知らないが、俺がつけたコードは、あっけないほど簡単なCのスリーコード。ちょこっとだけ経過音?を挟んで...ものの10分ぐらいで完成した(昔に比べれば少しは成長してるのかな?)。弾きながら歌ってみる...

気持ちいい。う~ん(感動)。
よし、おっけー、これでいこう。

が... ほっとしたのも束の間、俺はICレコーダーで録音した自分の歌を聞いて愕然とした。coldsweats02

ええっ! こ、これは...

全然よくない。まったく感動できない。え?これどういうこと? 音程が所々怪しいってのはある。でもそれだけの問題か? 何というか、レコーダーから聞こえてくる俺の太いガラガラ声が... 俺が歌いながら感じている曲の世界観とまるでかけ離れているのだ。

う~ん... これは参った(汗)。こんなにいい曲なんだから、こんなにいい歌詞なんだから、誰が歌ったって、どんな声で歌ったって感動するに決まってる... それはあまりにも甘かった。俺の歌う『サンキュ』は、全くその良さが伝わってこない。棒読みで退屈なお経のようだ...(超・苦笑)。

ぶっちゃけ俺、歌詞とメロディーさえ良ければ、人は感動すると思っていたふしがある。だからこそ曲づくりに必要以上に時間をかけるし、曲は作る段階で練りに練っておけば、あとは歌詞を間違わずに歌うだけ、ぐらいに...

でも違った。歌は作っただけではまだ半分。誰が歌うか、どう歌うかで、伝わり方は全然ちがう。素材をどう料理するかで、表現の幅は無限に残されているのだ。だから歌手っていう仕事があるんだよな。そんな当たり前なこと... sweat02


さて、どうしたものか。このままじゃあ人前に出せない。出す気がしない。でもこれをやりたい...

問題点は何か。たぶんこの歌を歌うには、俺の野太いガラガラ声はどうにも耳障りなのだろう。もっとまろやかに、やさしい感じにならないものか...

もっと力を抜いて、やさし~く歌ってみよう。そう思って歌ったとき、自然に出てきた声が...

文章で伝えるのは難しいが、溜息のような、冬の朝に白い息を「は~っ」ってするような、喉で響かない声...(かな?)。

キーは低いまま。声質だけ変えて歌い進める。すごく歌いやすいし、歌っていて気持ちいい。同じ歌なのに、さっきとは歌っているときの感覚がまるで違う。

う~ん、いいね~。やさしげだね~。

サビの高音部に来て、自然にファルセットが出た。

おおっ いいね!

人生初?のファルセット! 若い頃はどんなハイトーンの歌も地声で青筋立てて押し切ってたからな(苦笑)。オリジナルは高低差の少ないだら~とした曲ばかりで、ファルセットの出番なんてないし(笑)。

いや~、いいんじゃん?

歌い終えて、俺は思わずニンマリ。
ワクワクしながら録音を聞いてみる。

う~ん...

聞いた感じはあまり変わらない。微妙に柔らかいが、やはり俺のガラガラ声だ。でも...

でも何かいい。 ほんの少しいい... いや、すごくいい!

なんでだ?!

音程がいいのでは? 音程がジャストで来てるのでは?

今まで俺は、歌ってる時と、録音して聞いた時のギャップにずーっと悩んでいた。それはよくある「違う人の声みたい」という、声だけの問題ではない。音程が違うのだ。歌っている時はバッチリ音程が合っているつもりなのに、録音を聞いてみるとあちこち、あるいは全体に、ぼわ~と音程が外れている。かすかに、でも絶対に。いつも気分は「こんなはずじゃ...」だった(苦笑)。

でも! 今回のこの録音は、ジャストで来ている! あるいは十分許容範囲内に入っている! 歌っていた時に自分で聞いていた感じと、録音を聞いた感じが、同じなのだ。同じなのだ! これは気持ちいい! これで下手と言われるなら、それはそれでしょうがないと思えるから...

俺はファルセットの位置や最高音などを入念に確認し、音程に注意しながらもう一回歌ってみる。

気のせいかな? でもなんか超うまいんですけど...

俺は何度も歌っては録音し、歌っては録音し、従来の歌い方でも録音して聞きくらべ... キーもカポなしのCから4カポまで、いろいろと歌い比べ、聞き比べ... やっぱり上手いと思うけど...


妻の帰宅後、俺は恐る恐る「あの~、聞いてもらいたいものがあるんですけど...(笑)」。

はじめに従来の歌い方で歌った録音。妻はいつもと同じ微妙な苦笑で「うん、いつもと同じ(=下手)だね」。

次に新しい歌い方で歌った録音...

妻、「ん?... おっ... えーっ? いいんじゃん?」

結婚以来10数年、俺の歌にダメ出しし続けた妻から、ついに、ついに、OKが出た! 俺は嬉々として上述のウンチクを語り、妻も「へ~っ、お父さんこんな歌い方できるんだ? 声も何か個性あるかも...」と感心している。

ついに、ついに、長いトンネルから抜けた。未来が開けた。歌は上手くなるんだ! 音痴は治るんだ! こんなことって...

悩みの先には答がある。人間やればできる。歳をとっても人は成長する... ワッハッハ... 笑いが止まらなかった。

これが本物なら、こりゃあ革命だぞ! My revolution だ!

この歌い方を知らなかったわけではない。少なくとも「今月の1枚(09年5月)」を書いたときには知っていたし、自分もこういう声が出せることは、たぶん知っていた。でも、これを意識的に使ってみようと思ったのは、たぶん今回が初めて。もっと早く気づけばよかったよ。

でもなぜ、この歌い方だと音程が合うのか、それは謎だ(笑)。

歌っているときの感覚(空気の流れとか自分への聞こえ方とか)は劇的にちがうのに、録音から聞こえてくる声質の違いはごくわずか。ただ音程だけがすごく良くなる。不思議だ。

ま、いっか。結果オーライ。これも俺の声。いや、これこそが俺の声なのかもしれない。何か新しい自分に戸惑う思春期のような、嬉し恥ずかしい気分だった。


さて、歌会、もう1曲は何にしようかなあ... やっぱオリジナル? 気分的には 『種を蒔く』 あたりかな... なんて考えていたら、前にも書いたように天ちゃんからメールがあり、アリスの『チャンピオン』をやることに。

アリスと言っても2人で歌うわけではなく、天ちゃんはエレキの伴奏に徹する。ボーカルは俺1人の担当だ。

ユーチューブでアリスのお手本を聞きながら... そうだ、新しい歌い方を発見した今なら、谷村新司と堀内孝雄の歌い分けができるぞ(笑)。谷村新司は新開発の抜き気味の声で、堀内孝雄は元々の俺の男らしい地声で...

早速録音して聞いてみると... う~ん、やはり谷村部分、少し音程がいい気がするなあ。


そして2月4日、歌会本番。お客が少なくいつもよりしんみりとした雰囲気の中、ちょっと寒い『チャンピオン』と(笑)、しっとりとした『サンキュ』を歌った。1曲目の『チャンピオン』はさておき、『サンキュ』は、心地良い緊張の中、イメージ通りに歌うことができた。お客さんに伝わったかどうかはわからない。でも自分には伝わった。自分が元気になった。客席に戻った俺はきっと、かわいらしい、満足げな笑顔をしていたことだろう(笑)。



さて、ここで話が終わればいいのだが...
(今回も長引きます... 苦笑)



それからわずか2週間後の2月18日にも、俺は歌会に行かなくてはならなかった。『歌会日記(9)』にも書いたように、この日は大学時代のかわいい後輩Aけんがゲストだからだ。今回はたぶん「ここぞ!」という時なので(笑)、俺は迷うことなく、オリジナル2曲を歌おうと決めていた。

「音痴は治った」、「聞き苦しい声も少しは緩和された」、もう恐れるものは何もない。俺は本番の数日前、演奏予定の『種を蒔く』と『第4コーナー』を「新しい歌い方」で練習してみた。ICレコーダーで録音しては聞いてみる、を繰り返す。が...

『種を蒔く』
う~ん... 多少は上手くなってる...(かなあ?)。でもやっぱり、歌っている時ほどは劇的な変化は感じないなあ。

『第4コーナー』
う~ん... あまり違いが分からないなあ...

ってかね、オリジナルは俺、そんなに音痴じゃないんですよ(たぶん)。自分で歌いながら作ってるから、自然と歌いやすい音域に納まってるし、自分の声と歌のイメージは元々合っているはずだし...

俺は思ったほど劇的な変化がないことに戸惑いながら、他のオリジナルもすべて歌ってみた。そして重大なことに気がついたのだ。

新しい歌い方にはパワーがない。低音とは言え、たぶんほとんど裏声のような状態のささやき声なので、地声のようなパワーは出ないのだ。

この「ささやき系」の声がハマるかどうかは曲次第で、『焚き火』のようなバラード?は、そう言えば元々この声に近い声で歌っていた(爆)。でも他の曲は、あえてやさしく歌う必要はなく、『大往生』に至っては、この歌い方で歌うと全然雰囲気が違ってしまう。本当は能天気なお祭り騒ぎ風の曲なのに、何か妙にしんみりと、説教じみた歌になってしまうのだ(苦笑)。

う~ん... これはいかん。sweat02

さらにもう1つ、気になる点が...

歌詞が聞き取りづらいような気がするのだ。口先でしゃべるように歌っていた今までの歌い方に比べ、新しい歌い方はもっと喉の奥のほうから溜息のように言葉が出てくる。録音して聞いた感じではあまり変わらないのだが、歌ってる本人としては、これでしっかり伝わっているのか不安になってしまうのだ。気のせいか、慣れの問題か、あるいは滑舌などの訓練が必要なのか...

「歌の道」はそんなに甘くはなかった。

どうやら今回の「音痴が治った?」騒ぎは、俺の歌い方が全面的に進化したわけではなく、歌い方(声の出し方)のバリエーションが1つ増えた、というだけなのかもしれない。

ま、それでも十分大きな1歩ではある。曲によって雰囲気を変えることができるし、1曲の中でメロディーや歌詞の変化に合わせて、地声と「ささやき声」をミックスしていくこともできる。

ただ、その場合、勢いを犠牲にして音程をとるか、音程を犠牲にしてでも勢いをとるか、常に微妙なさじ加減を迫られることになる... (泣)。

というわけで、「これで未来が開けた」、「こりゃ革命だ」と、あれほど舞い上がった俺の気持ちは結局、「な~んだ、やっぱり甘くねーな」という無難なところへと降りてきたのであった(苦笑)。
 
 
2.18 歌会。『歌会日記(9)』に書いた通り、そんなこんなで演奏はいつもの通り、悪かったような、良かったような...

偶然出合ったシンガーソングライターHDI君とのトークの中で、俺が、「声なんて普通、最低2オクターブぐらいは出るんだし、物真似みたく、いろんな声を出すことだってできる... 一体 『自分の声』 って何なの?」みたいなことを言ってみると、HDI君は

「ぶっちゃけ(今しゃべってる)その声ですよ」

と、俺の胸を指差した。一瞬ドキッとした。そういえば昔、ぎたろー先生も同じようなことを言ってたな(→ 『苦悩』参照)。たぶん答えは、ここらへんにあるのだろう...


翌日、妻が iPhone でカラオケのアプリをダウンロードした。このアプリとICレコーダーがあれば、自宅で超簡単に、いくらでも歌の練習ができる。すごい時代になったもんだ。俺は早速、何曲か歌ってみた。う~ん、やっぱり普通に下手だな(苦笑)。

その後も家族4人で争いながら順番にいろいろと歌って(カラオケボックスと同じ状態、笑)、でもそのうち妻子たちは飽きて、俺だけがマイク(マイクはないけど)を独り占め。

昔超歌いこんだハウンドドッグとか、昔ちょっとハマった森山直太郎とか平井堅とか、密かに自信がある演歌とか、アニソンとか... あれやこれや、上記2種類の歌い方を使い分けてみたり、キーもいろいろと変えてみたりして、実験に実験を繰り返した。しかしどれもぱっとしない。歌えば歌うほど、そして自分の歌についてウンチクを垂れれば垂れるほど、俺はドヨ~ンと落ち込んでいった。

またか... またここに逆戻りかよ...

どんどん落ちていく自分。
が、ふと気づき、俺はそこでぐっと思いとどまった。
待て。今こそ↓これだろ。

 『世界でいちばん自分を愛して』 (中野裕弓・著)

以前に読んだスピリチュアル系?の自己啓発本。自分をけなさない。自分にやさしく。世界中が敵に回ったとしても、自分だけは自分をかばってやらなければいけない...

もう自分のこと「下手、下手」言うな。そんなんじゃ、言霊で本当に下手になっちまうぞ。
 
俺はまあまあ上手い...
俺は十分魅力的...
いや、すごい可能性を秘めているかもしれない...
いやいや、俺はこのままでもう「完璧」なんだ!(笑)



...というわけで、

まだまだ悪戦苦闘は続きそうだ。テクニック的にも精神的にも、学ぶことはまだまだたくさんあるのだろう。でもそれが楽しい。

ちょっとのことで笑ったりいじけたり、舞い上がったり落ち込んだり... 40過ぎてこんなことで悩んでいられるって、たぶんすごく幸せなんだろうなぁ(笑)。

この際、悩みきってやろう。あがききってやろう。やることをすべてやりきれば、きっと清々しさが残るはず。その清々しさの中でなら、たぶんどんな結論も受け入れることができる...

ま、とりあえず、これからも楽しく、一歩一歩、ゴールに向かって突き進むだけだ。
 
 
 
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2012年3月 2日 (金)

歌会日記(9)

前回の歌会からたったの2週間。俺にしては異例のハイペース。それは今回のゲストが大学時代の後輩「Aけん」だから。ところが当日の2日前、Aけんから電話があり、「(相方の)J君が右手の指を剥離骨折...」。Aけんは「俺がひとりで弾き語るしかないかな...」などと言っていたのだが、翌日また電話があり、「の、のどが...」。なんと自分も風邪で声が出なくなってしまったようで...
 
 
2月18日(土) 晴れ

でも当日、この日は当ブログ・コメント欄でお馴染みの「天ちゃん」もゲスト・シンガーの1人。持ち前の「集客力」でたくさんのお友だちシンガーを集めていた。Aけんも歌うことは断念したものの、職場の同僚を2人も連れて登場(しかも1人は超フォーク人間、有望な常連候補?笑)。そんなこんなで店は久々に満員。ちょっと前の賑やかな歌会が戻ってきた。(Thank god!)

1番手はAけんたちのピンチヒッターに急きょ指名された「りえぞう」さんと「ダニエル」さん。ダニエルさんの反原発ソング『原発のいらない子どもたち』はよかったなあ。

2番手は俺の知らない男性。何やらニヤニヤ、何となく「ダラ~」としたオヤジ(決して悪い意味ではない!)だったが、魂のこもったビートルズ等を熱唱し店を沸かせた。

3番手(トリ)は「天ちゃん&りえぞう」さん。天ちゃんはここのところ体調があまり良くなく、話をしていても弱気発言が多いのだが(笑)、やはりお客が満員だとヤル気倍増。絶好調時の90%ぐらいまでは回復かな?
 
 
さて、歌会「お客さん編」。俺は司会進行役の天ちゃんにお願いして、なるべく出番を遅らせてもらった。なぜなら待っている人が2人もいたから。1人は当ブログ・コメント欄でお馴染みの「小林さん」。前述のように小林さんからはミニギターを買ってもらっており、この日はいよいよそのギターのお披露目。仕事で遅れるという小林さんの到着を待ってから歌いたかった。

そしてもう1人は...

小林さん同様、このブログを通して最近知り合った「竜くん」。竜くんの場合はコメント欄より先にメールが来た。
趣旨は↓こんな感じ。

詩唄いを目指して早20年...
こんなブログ無いかな~と思っていたら有りました。
来年はデビューしたいと思っている者です。
構想は20年以上前から、行動は去年から...
目標は某テレビ番組の紅白...
私195●年生まれの若造です。
このブログはさださんの『空缶と白鷺』からたどり着きました。

正直、はじめは「とぼけたオヤジが舞い込んできたな~」なんて思ったのだが、その後何度かメールをやり取りしているうちに分かったことは、この人は以前、『たけしの誰でもピカソ』というテレビ番組に何度も出場していたアマチュア芸術家だということ。意外とすごい人だった!(驚)

【↓check it out!】
http://talent.yahoo.co.jp/pf/detail/pp392369

【↓竜くんのコメント欄登場はコチラ】
ギター降臨、そして...

ま、「類は友を呼ぶ」と言うし、このブログがこういう変な人を呼び寄せたってことは、俺的にも何かすごくいい兆候なのではないかと...(笑)。それにしても、さだまさしファンで、構想20年で、「デビュー」を目指してるって、ホント俺そっくりだよな(苦笑)。

で、この「竜くん」を歌会に誘ってみたら「仕事(焼き芋屋!)が終わったら駆けつけるんで待っててね」とのことだったので、俺は会ったこともないこの人をそわそわしながら待っていたわけ。せっかくなら俺の歌も聞いてもらいたかったし。

そうこうしているうちに小林さんは登場。でも竜くんはなかなか来ず。歌会「お客さん編」はどんどん進んでゆく... 仕方がないので歌うことにした。

今回用意していたのはオリジナル2曲。『種を蒔く』と『第4コーナー』。今回は後輩のAけんと「対決」するつもりだったので(笑)、Aけんにはまだ聞かせていないオリジナルで勝負しようと。Aけんのオリジナルは聞けなくなってしまったけど、竜くんが来るのなら、やはり自己紹介がてら、オリジナルで自分をさらけ出そうと...

『種を蒔く』
ぶっぶー。だめ~downbearing。なんか調子が出なかった。前日までの練習で、キーとか、声の出し方とか、上手いとか下手とか、そういうことで悩んでいたら(後述)、本番でも迷いが出てしまって、マイクと口の距離とか、ギターの音量とか、すごく気になってしまって... 全然歌に集中できなかった。大事なところで歌詞噛むし、立っている足はやっぱり浮つくし... おい、もう何回ここで歌ってんだ? この期に及んでまだ緊張するとは、情けないを通り越して、ちょっと怒りがこみ上げて来たよ... う~ん、おかしいなあ。家ではなかなか気持ちよく自分に酔えるんだけど...weep

『第4コーナー』
歌前のMCで思わず、「なんか緊張しますぅ... 皆さん緊張ってしないんですかぁ?」と弱音を吐くと、会場からは「するよ」「するする」と励ましの声が。おお、ありがとう! 気を取り直して元気に歌い始めた。でもまあ、やっぱり出来はイマイチ...

で、1番を歌い終わるあたりで... カランコロ~ン♪ と店の扉が開いた。竜くんだ! 竜くんも俺に気がついた。お互いメールで顔写真を見せ合っていたからだ。それにしてもどういうタイミングで登場してんだよ(笑)。俺は会釈と愛想笑いだけでは気が済まず、ギターを弾いたまましゃべり出した(前に GO君がやってたように)。

「え~っとですね、あちらに只今到着しましたのが、たけしの誰でもピカソでお馴染みの?万能文化芸術家?北本竜一さんで~す♪...」 みたいな。

俺、リズム感とかあんまり良くないんで、ギター弾きながらしゃべるとか上手く出来ないんだけど、とりあえず強引にねじ伏せ、歌詞の2番に繋いで続きを歌った。でもまあ、やっぱ心の動揺は隠せず、サビは歌詞が順不同になるし、もう頭も演奏もぐちゃぐちゃだったよ。
 
 
でも竜くんが来てくれたので気分は良かった。演奏を終えて改めて皆さんに竜くんを紹介し、竜くんも軽く自己紹介をした。

「...10年ほど前に家業の水道工事会社が潰れまして、会社にあった廃材を使って、それこそ夢遊病者のようにいろいろと作りはじめ... そのときタイミングよく『誰でもピカソ』から声がかかって... 最初に作ったのが...」(以下、多少下ネタなので省略、笑)

俺は席に戻り、改めて初対面のごあいさつ。でもメールでかなりやり取りしていたし、『誰でもピカソ』出場時の映像も送ってもらって見ていたので、動く竜くん、しゃべる竜くんを見ても、初めて会うような気はしなかった。竜くんも俺のブログをけっこう読んでくれたようだし、お互い「あれ?こんな人のはずじゃぁ...」ってところは全然なく(たぶん)、とてもスムーズに打ち解け合えた。
 
 
歌会「お客さん編」はつづく。小林さんが「浜田麻里」と「AKB」をやったり(チャレンジャ~!笑)、松山千春のそっくりさん(超うまっ!)がいたり...
 
 
竜くんの番が回ってきた。何かやってくださいという皆の声に、「いやいや、今日はまだ、準備ができてませんので...」。竜くんはギターを練習中らしいのだが、ギターに関してはかなりシャイで慎重派... そんなところも俺と似ている(苦笑)。

嫌がる人を強引にやらせる俺ではないし、店ではないが、俺が「じゃあ、トークだけでもお願いします(笑)」と振ってみたら、いそいそとステージに向かう竜くん(笑)。さすがアートバトル・チャンピオン!
 
 
以下、竜くんのトークから抜粋&編集。

「若い頃、さだまさしさんの『転宅』という歌を聞きまして、人生の理不尽というか、不可抗力というか、そういうのを感じて...」

「今まで10数年、いろんなものを作ってきましたけど、なんせ置く場所がない... ギター1本で表現できる芸術っていいよなって、ま、そういう不順な動機でもあるんです」

「私の最終目標はストリートなんです。紅白も出るでしょうし、武道館でもやるでしょうけど、私が本当にやりたいのは、ストリート、ストリートなんです...」

「今の子どもや若者たちを見てて、ちょっとかわいそうだなと... 学校や社会は、ああしろこうしろって言いますけど... 本当はもっと自由でいい... ただ褒めてやればいい... そういうことを伝えたいなと...」

「60のオッサンが若者つかまえて説教しても誰も聞かないし、下手したら連れて行かれちゃいますけど(笑)、でもギター持って何か歌ってたら、面白がって聞く人もいるんじゃないかと...」
 
 
ま、こんな感じ。そのあと女将のMさんが「せっかくだからカラオケでも」と勧めると、「それじゃあ...」と言って、さだまさしの『寒北斗』を歌った。渋い選曲(笑)。誰も知らなさそうだったけど、俺はよく知ってるよ。scissors

その後も竜くんは俺相手にいろいろと語ってくれた。「コピーをやる意義について」、「言霊について」、「生まれ変わりについて」...



  えーっと、またちょっと長くなってますが...(汗)
  もうちょっと、もうちょっとだけ書かせてね。m(_ _)m
 
 
 
ま、そんなこんなで俺はエキサイティングな時を過ごし、歌会「お客さん編」もそろそろ終わろうかという頃...

カランコロ~ン♪

ひとりの青年がギターケースを担いで店に入ってきた。見慣れぬ顔。この店に似つかわしくない若さ(笑)。でっかいガタイに不釣合いな色白の童顔が印象的だ。聞けば雑誌だかネットだかで「農家の歌会」のことを知ってやってきたらしい。今日は珍客万来だな。最近ギター始めたのかな? なんか初々しいなあ... 若いっていいなあ... (なんて思っていたのだが...)

で、歌会「お客さん編」のラストバッターとして、この青年(HDI君)がステージに立った(座った)。夜も更け、お客さんもだいぶ帰ってしまっていたが、残ったオジサマたち(含む俺)は、子どもを見守るような温かい眼差しで彼の第一声を待った。そして...

ボブ・マーリーみたいになりたいよ~♪

・・・ でもなれないよ~♪ (だったかな?)

とにかく、なかなか良かった。度肝を抜くとまでは行かないけど、歌詞が1フレーズ1フレーズ、心に飛び込んでくる。曲は単純なスリーコードで、言葉数も少ない。でも何故かひきつけられ、最後まで聞いてしまう。う~ん、やるなあ...

2曲目。今度は、「だれか一緒にやってくれませんか?簡単な曲なんで」と言って天ちゃんを引っ張り出したした(笑)。はじめての場所で、すごい度胸...。どんな曲だったか、ちゃんとは覚えてないが、スリーコードに乗せながら

愛してる~♪ 愛してる~♪

と連呼・絶叫。う~ん、やるなあ...。聞けば小学校だか中学校だかからギターを始め、人前で歌うようになってもう何年も経つとか。ちょっと前までは、国立にある老舗ライブハウス『地球屋』にレギュラー出演していたらしい。道理で... 参りました。m(_ _)m

ちなみに『地球屋』には俺も昔、パンクバンドのベースとして1回だけ出たことがあるよ(自慢?)。
check it out! → 『SALMON
 
 
で、HDI君がステージを終えて席に戻ってくると、竜くんが「あの出だしあたりの歌詞の、『○○○』は『△△△』のほうがいいんじゃない?」と、いきなり食って掛かった(汗)。さすがアートバトル元チャンピオン(笑)。俺が「いや、あそこは『○○○』でいいんじゃないっすか」と反論すると、「ぬぁにを~!喧嘩すっか?(笑)」と... 一言の歌詞について、こういう議論ができることがとても嬉しかった。
 
 
歌会「お客さん編」(1巡目)が終わり、ステージではオジサマたちが2順目の演奏をマッタリと楽しんでいる。そのうち俺にもお声が掛かった。俺は先ほどの不甲斐なさもあり、若者のHDI君に刺激を受けたこともあり、よっしゃ! と。

大往生 (key:D)
思い切ってできた。ほとんど緊張せずに。ヤケクソというか、開き直りというか。HDI君に向かって、竜くんに向かって、どうだ!(いや、どうです?)という気持ちで。何というか、はじめて「攻め」の気持ちで歌ったのかもしれない...

席へ戻ると竜くんが good 「よかったですよ。歌詞だけ読んだ時は『う~ん(イマイチ)』って感じでしたけど...」。竜くんは「歌が人に伝わるかどうかって、バイクのエンジンをかける時の、ギアが噛むかどうか...」みたいな表現をしていた。
 
 
さらに夜が更け、お客さんはどんどんいなくなってゆく。竜くんも「春になったらまた会いましょう。温かくなったら焼き芋屋は終わりですから」と、再会を約して帰っていった。
 
 
店には最後の5、6人。俺はHDI君とトーク。あれこれインタビューした(最近の俺はけっこう積極的)。「普段どんな音楽聞いてんの?」「目標は?(プロとか目指してんの?)」など。ついでに俺の最近の悩みについても相談してみた。歌い方とか、声の出し方とか、要するに「自分の声」って一体何なんだ?みたいな。

するとHDI君、「それ、ちょっと前の俺ですよ。そのうち抜け出せますよ」と。こんなことも言っていた。ギターにしろ歌にしろ、上手くなろうとすると(テクニックを追い求めると)結局誰かに似てきてしまう... そういうのはやめた。今は楽しさに主眼をおいて、なるべく「抜いて」歌うことを意識している...みたいな。

やっぱそうなのか。こういう人(生まれながらに迷いなくその道を歩んでいる人)でも、やっぱそういうところを抜けてきてるんだな。そう思うと、何か俺も同類のような気がして嬉しかった。っていうか、こういうアーティスト談義みないなことが出来たことが、すごく嬉しかった。ま、今回は一方的に教えを乞うただけだったけどね。


ふ~っ... 今回の歌会も濃かったなあ。最近の歌会は出会いがいっぱいで、考えることもいっぱいで、毎回お腹一杯。ブログもつい長くなってしまう (うぅ...グッタリ、苦笑)。

でもこれからもきっと、もっともっといろいろな人に出会っていくだろう。こういうことにも少しはタフになっていかなくては...
 
 
       《歌会日記(9)おしまい》
 
 
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2012年2月 6日 (月)

歌会日記(8)

2月4日(土) 晴れ

俺の唯一のマイミク(笑)GO NAKAGAWA君が歌会にゲスト出演するということで、行ってきました、立川のフォーク酒場農家。交通費を節約するためチャリで片道40分。なかなかいい運動です。ちょっと遅刻して店に到着すると、GO君の一曲目の途中でした(汗)。

GO君は狭い店内でもスタンディングにノーマイク。まさに路上そのままに(笑)、でかい声を店中に響かせていました。

2番手ゲストは俺と同年代の男性で、チェッカーズや長渕、山崎まさよしなど、かなり俺と好みがダブっていて良かったです。この年代がフォーク酒場に増えてくると、俺としては楽しさ倍増ですなぁ。

3番手は常連の「すーさん」。といっても俺は今まで遠くから見ているだけで、あまり良くは知らなかったのですが、今回は店がすいていたこともあり、ちょっとだけお近づきになれました。歌、超うまいです。クラシック歌手のような太い声で演歌やロックのオリジナルを歌っていました。

で、その「すーさん」のステージに1曲だけ友情出演したのが「チャラさん」という年配の(失礼!)女性。なんと「麻丘めぐみ」のお姉さんだとか!? ご自身も昔は歌手デビューしていて(あまり売れなかったみたいだけど)、今もシンガーソングライターとして地道に活動しているということです。この日は「すーさん」のギターで『生きる』というオリジナル曲を披露。さすがに貫禄。ステージ後の談笑タイムで俺もちょっとおしゃべりさせてもらいました。ただの素人歌合戦の集まりなのに、なんかラッキー♪ (*^-゚)v

で、このチャラさんとGO君とは10年来の知り合いらしく... インディーズとはいえ、長く音楽活動をしていると、いろんな人と知り合えるんだなあ。俺もがんばろっと。

ちなみに今月25日、このチャラさん(芸名:島田明美さん、ん?どっちが芸名だ?)が「農家」でライブやるそうです。興味のある方は是非♪ (↓「農家」2月のライブスケジュール)
http://nouka2003.web.infoseek.co.jp/live/index.html
 
 
で、3組のゲストステージが終わり、歌会「お客さん編」。この日はお客が少なく、何故か俺が一番手に(汗)。やったのは・・・


『チャンピオン』(アリス)

去年の暮れに初ゲストを務めたとき、天ちゃんと小林さんと俺で一緒にやろうということで練習していた曲です。そのときは都合でボツにしましたが、今回天ちゃんが「せっかく練習したんだからやろう」と言ってくれたので、一緒にやりました。

この歌、有名だし、よく知っていたのですが、今回カバーするにあたってよくよく歌詞を噛みしめてみると... なんか沁みるぅ...。「音楽に歳は関係ない!」というのが持論ではありますが、やはりテレビ等で若さはじけるアーティストを見ると... 今後出会っていくであろう10代、20代のキラキラshineしたインディーズ・ミュージシャンのことを思うと... やはりちょっと怖気づくわけですよ。別に俺は「チャンピオン」でも何でもないし、守るべきプライドも大してないし、むしろ永遠の挑戦者なわけですが... もしどっかの若者が「獣のように... 若い力で~♪」襲いかかってきたら... coldsweats01

で、演奏のほうは... まあまあでした。scissors


『サンキュ』(渡辺美里)

すごく好きな歌なので、やりました。「適当に」耳コピして。家で練習しているとき、ふと閃いて、ちょっと歌い方を変えてみたのですが、なんかそれがすごく良くて(後述)、本番でも気持ちよく歌えました。大好きなこの歌の良さが、少しでも伝わっていたら嬉しいです。


この日はお客が少なめで、とてもマッタリとしたアットホームな歌会でした。俺も前回のハイテンョンを忘れて(笑)、等身大の自分でラク~に歌うことができました。

最近の歌会はこんな感じの日も多いらしく、ゲストを3人制にしたこともあり、只今ゲスト・ミュージシャン大募集中だそうです。俺もまたちょっと頼まれましたが、「季節占い」のこともあり、家庭第一の主夫ということもあり、もうしばらくは「ただのお客」ということで勘弁してもらいました。(;^_^A

でもまあ、ある意味チャンスですよ、みなさん!(笑)。フォーク好きの皆さん、最近ギターを始めた皆さん、是非、「農家」の新しい常連になりましょう! まずは「ただのお客」として1~2曲。それに慣れたら25分間の「ゲスト」ステージです。下手でもいいんです。俺でもゲストやったぐらいですから(笑)。世にフォーク酒場はたくさんありますが、「農家」は今、マジ穴場です...

えー、ちょっと宣伝はいりました(苦笑)。別に頼まれたわけではありませんが... ただみんなと音楽を楽しみたいのさ!(笑)

とりあえず今日はこのへんで... ではまた。m(_ _)m


        《歌会日記(8)おしまい》 
 

 
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2012年1月23日 (月)

今年の抱負(2012)

今年は後厄。季節占い的には「冬3年目」。来年の本格始動に向けて最後の調整を行なうべき年です。去年同様、表立った派手な動きは自重するつもりですが、今やっておくべきことをよく考え、やれることを1つ1つやっていこうと思っています。

体づくり
正月にテレビでお笑い番組とか見てて思ったんですよね。やっぱ芸人は体力だよなって。パソコンの前で何時間もブログ書いてる場合じゃない...とりあえず X-BOX でダンスしてます(笑)。

インテリからエンターティナーへ
俺、大して頭よくないのに頭使いすぎ。ブログでウンチクたれすぎ。妻や子どもに向かって演説しすぎ(苦笑)。変に受験に成功してしまったせいで、変に自己啓発本を読んでいるせいで、理屈や努力が癖になって俺を苦しめてるんだよなあ。インテリ系な成功者、本気であきらめたいです。

力を抜いて
このブログを書き始めた頃の気持ちを思い出して、本気で「力を抜く」ことを考えようと思ってます。もっともっと自分に優しく、もっともっといい加減に。とりあえずそういう「いい加減人間」のふりだけでもしたいです。まずはそのための心の整理から。

というわけで・・・

   今年の目標:なし

本当はいろいろ計画を練ってるし、大きな変化も予定しているのですが、それは不言実行ということにしておきましょう。ぼーっとしてそうに見えてやるときゃやる、みんなが期待してるとあっさり裏切る、そんな「適当な」男になりたいと思います。

いや~、今年は最高の年になりそうです!(笑)
 
 
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2012年1月 5日 (木)

最悪のお正月(笑)

 
  新年あけましておめでとうございます。m(_ _)m
数少ない読者の皆さん、今年もどうぞ宜しくお願いしま~す♪ 
 
 
年末の30日午後、いつものように些細なことで妻と喧嘩をしまして... 今回は何故か俺が意固地になり「そっちが謝るまで絶対に許さない」と主夫業のストライキ。空いた時間でパソコン仕事(英語)をしたり、体調も悪かったのでふて寝をしたりしてました。妻に謝る気配はなく、徹底抗戦の構え。そんなわけで俺たちにはめずらしく、喧嘩は長期冷戦の様相に...

31日は年越しそばだけ作りましたが、ほとんど会話はなく、妻は早々に就寝。俺はパソコンをいじりながら、気がついたら年が明けてました。

元旦は遅く起きて、おせちだけ軽く作りましたが、食ったらまたふて寝。午後、ようやく痺れを切らせた妻が、寝ている俺にモノを投げつけ議論再開。はじめはお互い小さな声で、ポツリポツリと相手を牽制していましたが... 数時間後、ついに「ちゃぶ台」(ダイニングテーブル)がひっくり返りました!(俺じゃないよ...)

そっからさらに数時間、しつこく議論は続き、まあ、なんとか和解。俺の期待通りの結末ではありませんでしたが、ある意味、それよりも深いところまで議論を掘り下げることができ、お互いのわだかまりを再確認しましたよ。

妻も俺も風邪をこじらせ、大掃除もまだ終わっていませんが、これだけ最悪なところからスタートすれば、あとは運気は上がるのみ。なんか今年は最高の年になりそうです!(ホントかよ)
 
 
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2011年12月27日 (火)

主夫の忘年会とクリスマスと今年の総括

「歌会」が無事に終わった翌週、都内で「主夫の忘年会」というのがありました。去年の暮れ、初めて俺以外の主夫に出会った感動の「オフ会」からちょうど1年。夏には「主夫の家族会」、秋にはしゅうちゃんとの「主夫ランチ」と、少しずつ主夫の皆さんと交流を深めてきたわけですが、1周年の今回は、俺が属する?「カタルエ」チームともう1つ、主夫のNPO団体?!「レノンパパ」との合同忘年会ということで、集まった主夫はなんと総勢14人。1年前に4人だった主夫仲間は一気に3倍以上になりました!

さすがに14人も集まると、一人一人と丁寧におしゃべりすることはできず、よってこのブログでも一人一人を丁寧にご紹介することはしませんが、印象に残った新しい主夫仲間としては...

 最年少27歳
 主夫界の石川遼くんか?という「さわやか主夫」。

 最年長50代前半、
 バツイチで無頼派な?「ちょいワル主夫」(笑)。

 子どものアレルギーと戦う主夫(涙...)。
 男でやっているのは初めて聞いたよ!がんばれ~♪

など、いよいよ主夫という人種のサンプルは広がりを見せています。本当に世間にはいろんな主夫がいるんだなあ。リーダー?のムーチョさんは「次回のオフ会は○○ってとこでやろうかなと...(ムフフ、笑)」などと言っていましたし、にわかに大ブレイクの兆しが見える主夫ワールド、来年も楽しみです。



クリスマスが終わりましたね。皆さんはどんなクリスマスを過ごしましたか。うちは去年一昨年に比べると特に騒動はなく、穏やかで幸せなクリスマス・シーズンでした。

というのもですね、12月に入って世間がクリスマスムード一色だというのに、息子(7歳)のテンションがまったく上がらなかったんです。おまけに「トナカイはどうして空を飛べるの?」などと際どい質問をしてくる始末。そろそろヤバイかなぁ、なんて思っていました。

でも1週間を切ったあたりからにわかに盛り上がりだし、ささっとプレゼントを決め、親は慌ててアマゾンで注文(ローソンで極秘に受取)。家族みんなで作ったケーキを食べたイブの夜には、「サンタさんにあげる」と言って枕元にクリスマスの絵と手紙を。「サンタさん いつもプレゼントありがとう。プレゼントくばり がんばてね」。娘(4歳)は寝る直前、「とおくでリンリンきこえるよ...」と綺麗な目で空耳全開(笑)。さすが空想少女

朝、息子はプレゼントを喜ぶより先に「サンタさん(手紙)もっていってくれた...」と綺麗な目で微笑んでるし...

何と言いますかね...
あと数年もつかどうかという、素敵なクリスマスでしたよ。



さて、最後にざっと今年を振り返ると...

今年はやはり「3.11」と、それ以降の夫婦喧嘩に尽きますね(苦笑)。確かだと思っていたものが大きく揺らいだ年でした。傷跡はまだ残り、火種も燻ってはいますが、とりあえず今現在、この問題は俺たちにとって「いくつもある喧嘩ネタの1つ」ぐらいにはなったかなぁ...

そんな不安定な状況の中、今年はいろいろな変化の年でもありました。翻訳者としての自分に見切りをつけて「ネット英会話講師」へ転身。息子は保育園から小学校へ。音楽活動の拠点だったライブ酒場『農家』の突然のクローズと再オープン。そして先日の初ゲスト。人生というのはホント、何かが終わり、何かが始まる、その繰り返しですね~。

今年はこの温和な俺が、家庭内で何度もブチ切れるという非常に疲れる年でしたが(ごめんよ、子どもたち!)、でもそうして自分の本音をぶちまけているうちに、いつしか目の前の霧が晴れ、迷いがなくなってきたような気もしています。自分のやるべきこと、あるべき姿がはっきり見えてきたような... 来年はもっともっと自分らしく、そして淡々と、穏やかに生きていきたいです。

というわけで、数少ない読者の皆さん、今年もご愛読ありがとうございました。更新が少なくてホント恐縮です(苦笑)。来年もまた細々と書いていきますので、どうぞ引き続き宜しくお願いします。m(_ _)m

では皆さん、良いお年を~♪
 
 
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