02. 「子育て」に関するあれこれ

2013年3月 7日 (木)

子どもはみんな...

子育てを始めて8年半。息子が生まれた日のことは、もはや遠い日の思い出。娘(5歳)も、もう全く赤ちゃんではない。俺にとっては、小さな子どもを連れて奮闘する微笑ましい新米パパの時代はすでに終わった。

このブログは純粋な「子育てブログ」ではなかったので、育児ネタはついつい後回しになり、書きそびれたこともいろいろある。

そもそも育児って、次から次にネタになりそうなことが起こりすぎて、とてもじゃないけどブログが追いつかないのだ。

PCのメモ帳にはせっかくメモが残っている。『育休編』の終了にあたり、今までの子育てで感じたことを最後にいくつか書き加えておこう。


子どもはみんな国際人

「NOと言えない日本人」などと言われるが、うちの子どもを見ていると決してそんなことはない。欲望と自尊心の塊、相手の都合よりも自分の都合。安易にYESといわない、謝らない。少しでも自分が得をするよう、いつでも頭をフル回転させている。

親に対して圧倒的に弱い立場でありながら、この気概と外交術。このまま行けばもう立派に国際人だ。奥ゆかしい日本人的性格は、成長とともに育まれる後天的なものなのですね(笑)。


子どもはみんな大物政治家

言った事も言わないと言い、言わない事も言ったと言う。真顔でね(笑)。都合の悪い約束は忘れ、有利な約束は絶対に守らせる。逆ギレ、恫喝、泣き落とし... なんと立派な政治家気質。

娘が3歳の頃、風呂上りに素っ裸で走り回る娘に「パンツはいたの~?」と言ったら「はいた~」と...

お出かけ前、娘を念のためトイレに座らせ、ちょっとその場を離れる俺。案の定、トイレからは「シャ~♪」というおしっこ音。俺が戻ってきて「おしっこ出た?」と聞くと「出なかった」と...


指示待たない人間

よく新入社員などが「指示待ち人間」などと批判されているが、うちの子どもたちは全く逆。何か新しいことに挑戦するとき、ちょっと説明し始めただけで「あ、わかった、わかった」とすぐに自分でやりはじめてしまう。「まずは説明させろ」「まずは俺が見本を見せる!」と思うのだが、子どもたちは待てない。

アドバイスにも耳を貸さない。折り紙、オセロ、縄跳び、ピアノ... ちょっとでもコツを教えようものなら、「知ってる!」と機嫌を損ねる。どうしても教えたい場合は、腫れ物に触るように、下からそ~っと、でなくてはならない。

サッカーも野球も相撲も自分勝手。基本ルールさえ受け入れない。俺が「こういう時はこうだよ」と言っても「いいのっ!」と言ってマイ・ルールを作り出す。そのルールに則って、しかも9:1の割合で勝たせてあげないと、泣いて終わりになってしまう。俺は遊んでいてもつまらない(苦笑)。

ホント教えられるのが嫌い。効率よく正解に導いてやろう、真の面白さを教えてやろうという大人の優しさは、たいていの場合徒労に終わるか逆効果だ(泣)。

指示待ち人間。これもまた、成長とともに育まれる後天的なもののような気がする。


子どもはみんな天才(?)

ベタな話だが、やはりそう思うことがたまにある。子どもは何が楽しいか、何がつまらないか、すべて知っているのだ。自分が輝くために、最高の気分で生きるために、一直線に進んでいく。

他人との競争なら天才は一握り。でも自分の中にある最高を発揮する力は、どんな子どもも持って生まれてきているのだ。

息子が2歳か3歳、保育園のハシゴ的な遊具で遊んでいたときのこと。息子は隣で同級生が最上段まで登っているのをまるっきり無視して、わずか2段目あたりから、「見て見て~、すごいでしょ!」って(笑)。すぐに他人と比べてしまう俺にとって、息子のあのマインドは感動だったな。(関連記事:『印象的な光景』)


子育ては楽しい。

上述のような出来事を通して、人間とは本来どういう生き物なのかを垣間見ることができるし、わが子の厄介な性格を見て、「これって俺のDNA?」と自分を再発見することもある。

子どもの成長を1つずつ追体験することで、何だか俺も、もう一度人生をやり直しているような気分になるし、それは一度見た映画をもう一度見るように味わい深い。


子どもと年がら年中一緒にいて、怒ったり笑ったりしていると、俺も案外、子どもと変わらないなと思うことがある。つまらないことで張り合ったり、いじけたり、はしゃいだり... もしかしたらそのどれもが、俺の個性、輝き、なのかもしれない。

「育児を通して人生を哲学するブログ」はもうすぐ終わるが、これからもまだまだ学ぶことは多そうだ。


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2013年2月15日 (金)

理想の女性

まさかこんな形で出会うとは...

もてないくせに変にプライドが高く、あまり女性をちやほやしたことのない俺だが、今回ばかりは完敗だ。

顔もスタイルも最高。性格の悪さも許せてしまう。

「君に恥をかかせちゃいけない」。そればかりを考えている。これって愛だろ? 「康介さんを手ぶらで帰すわけにいかない」みたいな。愛する人のプライドを守らなくてはという使命感。こんな気持ちは初めてさ。

かけっこでビリを一生懸命走っている姿に切なくなり、発表会で見せた弾ける笑顔に驚く。ちょっと遠くから見る君はまた格別に眩しい。

朝の弱い君をお姫様抱っこでテーブルまで運ぶ俺。遅刻しそうな時には、トイレに座らせながら靴下を履かせる...

あぁ、娘よ。

君は後にも先にも、俺が唯一跪いた女だろう。


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2013年1月23日 (水)

わが家のバイリンガル教育

これまた2年ほど前、下書きだけ用意していた記事。

   *   *   *   *   

子どもが生まれて多くの親が見る夢。その上位には恐らく「わが子をバイリンガルに!」が来るのではないだろうか。特にそこそこ英語を勉強してきた人なら、どうしてもネイティブのようになれないもどかしさから「せめてわが子には!」と思うのだろう。お恥ずかしい話、まあ、俺もその口で...(苦笑)。

以下、わが家のバイリンガル教育について書いてみる。


1)息子の場合

生まれる前から妻のお腹に向かって英語で話しかけていた。生まれてからはミルクをあげたり添い寝をしながら「英語で子育てできる本」やら「子育て英語表現500」のような本を熟読。あわよくば自分も(まさしくゼロから勉強し直して)バイリンガルになってやろう、などと思いながら。

「子どもをバイリンガルにする方法」的な本を何冊か読んだ後、最終的に俺が一番いいと思って選んだのは「英語の絵本100冊読み聞かせ」。1ページに1文か2文で、全体で10数ページの薄い絵本が100冊。これを子どもが暗唱するくらいまで読み聞かせる。これなら親子でコミュニケーションを取りながら無理なく続けられると思った。CDもついているので、毎日聞かせて自然に脳裏に染み込ませ...

はじめは順調だった。息子(当時1歳ぐらい)はほとんど無抵抗で、俺が決めたスケジュール通りに事は進んだ。そのうちムニャムニャと口真似するようになり「お、さすが赤ん坊、ネイティブっぽいぞ!」なんて(完全に親バカ、笑)。


ところが2歳をすぎて本格的に言葉(日本語)をしゃべるようになると、バイリンガル教育は徐々に困難になってきた。子どもは本能的にわかるのだろう。英語が自分に必要かどうか。そりゃそうだ。日本語は覚えれば覚えるほど自分の欲望を表現できる。自分が快適に過ごせるように、あーしろこーしろと要求することができるのだ。一方、英語のほうは単なる遊びでしかない。機嫌の良いときは遊んでやってもいいが、まずは「飯、糞、寝る!」だ。

それでもしばらく俺は頑張った。息子の機嫌の良いときを見計らって誘ったり、寝る前の儀式化してみたり。せめてCDだけでもかけたり。英語の本を読もうとすると微妙に嫌な顔をする息子を見て「やばいなあ」とも思ったのだが、機嫌の良いときには本当に楽しそうに英語を真似するので「まだ行ける!」と思ったり。俺が忙しくてあまり息子を遊んでやれないと、逆に息子のほうから絵本を持ってきて「ニヤリ」とか...(笑)。そんな一進一退の攻防が続いた。


でもそもそもはじめにこれだけは決めていた。「嫌がったらやめる」と。習い事の基本だ。そもそも俺だって、何が何でも絶対になどとは思っていなかった。強要したがために逆に苦手意識だけが植え付けられるという話はよく聞く。

当時ちょっとだけつけていたノート『ひなた プチ・バイリンガル計画』の冒頭にもこんなことが書いてある。

完璧なバイリンガルを目指すわけではない。
それは無理だし、アイデンティティの不安定につながる。

あくまで外国語として英語をマスターしてほしい。
日本人として堂々と世界の誰とでもコミュニケーションのとれる明るい人になってほしい。

過程を楽しむ。結果的に失敗してもいい。
親子で楽しく英語でコミュニケーションをして思い出をつくる。


そんなある日、ほんのちょっと、ほんのちょっとだけ無理やり英語の本を読もうとした。そして息子がキレた。泣いて怒って、それ以降、英語の絵本には拒絶反応。

やってしまった...(苦笑)。

嫌がったらやめよう、嫌がったらやめよう、そう思っていたのだが、ほんのちょっと、ほんのちょっと、引くのが遅れた。

かくして息子のバイリンガル教育は、小さな傷を残してほろ苦く終了。以来現在に至るまで、息子は英語をまったくやっていない。もうすっかりそんなことは忘れ、何も無かったかのようだ。傷は完全に癒えたと思われる。でももういい。あとは自分からやりたいと言うまで待とう。


ちょうど息子のバイリンガル計画が失敗に終わる頃だっただろうか、自分の翻訳の勉強を進めながら、ある本に出会った。

 『学校英語よ、さようなら』 (辻谷真一郎・著)

その後、この本が俺の英語人生を揺るがすわけだが、それはまた別の機会に話そう。

子どもにとって言葉がいかに大切か... 息子が生まれたとき、俺の母親からプレゼントされた本がある。

 『わが子に伝える「絶対語感」』 (外山滋比古・著)

言葉は心。心は言葉なのだ。

ま、薄々とは感じていたが...

というわけで今現在、子どもへの過度の英語教育に俺は否定的だ。


2)娘の場合

とはいうものの...(笑)

せっかく息子のときに買った英語絵本があるので(えこひいきは良くないし)、一応、娘にも同じことをやっている。

風呂でも肩までお湯につかって10まで英語で数える。10まで覚えたら次は20まで...

息子のときの失敗があるので俺の気合いは半分以下なのだが、娘はけっこう絵本に興味を示している。英語と日本語の文字や雰囲気の違いがわかるようだ。俺が読み聞かせなくても自分で本を取り出して、英語っぽいイントネーションで適当に「れろれろれろ...」と音読する(笑)。息子には無かった行動だ。俺と妻がびっくりして褒めそやすと、ちょっとだけ「ニヤリ」としてクールに読み進める娘。

才能あるのかも... (淡い期待、笑)

娘が英語の本を読むと、なんで嬉しいのだろう。日本人なのに... やはり俺も、か弱き庶民なのだろう...

   *   *   *   *   

これを書いた頃から2年、結局娘の英語もフェードアウトし、今はまったく子どもたちに英語は教えていない。俺が洗濯物を干しながら海外ドラマ(『glee』とか)を見ていると、「お父さん英語好きだなあ」などと文句を言われている(苦笑)。

最近は俺自身、英語に疲れてしまった。使う場のない英語。使う必要のない英語。使う勇気もない...

英語オタクのコンプレックスを根底に抱えながら、あてのないイメージトレーニングを繰り返す日々。もはやそれは英語の問題ではなく、俺の人間としての自信の問題。そのためにも俺は、シンガーソングライターにならなくてはいけない...

俺にとって英語って何なのだろう。日本人にとって英語って。音楽活動が一段落ついたら、いつか語ってみたい。


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2012年12月 6日 (木)

しめしめ...

最近、息子(8歳)と娘(5歳)の仲がいい。以前はちょっとでも放っておけばすぐに喧嘩だったのだが、近頃は1時間でも2時間でも、2人で仲良く遊んでくれることが多い。椅子と布団で「お家」や「基地」を作って「ごっこ遊び」をしたり、それぞれ工作に熱中したり、『ドラえもん』や『ポケモン』など、お互い妥協できるテレビ(録画)を見たり...

少し前までは、昼過ぎに娘が幼稚園から帰ってきたら俺の自由時間はTHE END、ブログ書きも音楽活動も何もできないと思っていた。今じゃ、この2時~5時は俺にとってのボーナスタイム。曲づくりだってこの時間にできている。まあ、たまに息子が友だちを連れてくるので、さすがにその子らの前で曲づくりはできないが... 「お前のパパって、何やってんの?」みたいな。sweat02

あぁ 子育てが楽になってきた。各家庭で事情は様々だろうが、我家の場合はやはり、とりあえずの一山を越えたようだ。そういう意味でも『育休編』を終えるのにはちょうどいい。


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2012年11月14日 (水)

ガラスのプライド

娘(5歳)の幼稚園で発表会(おゆうぎ会)が迫っている。ちょっと前に劇の役決めがあったらしい。「役」と言っても1つの役が5、6人のグループで、みんなで一斉にセリフをいうだけみたいだが。娘は男の子ばかりが集まっている「コックさん」の役を志願したらしい。俺が「(仲良しの)K君と一緒だから?」と聞くと、「ちがう」と言う。「じゃあ、なんで?」「いちばんカンタンそうだから」... って、そんな無気力なヤンキーのような...(苦笑)。

娘は週1回、某チェーン系の音楽教室に通っている。先日、俺がお世辞半分で「(クラスでは)あおいちゃん(娘)が1番か2番にうまいよね」と言うと、「あおいちゃんがいちばんっ!」と豪語(笑)。さらに娘は「あおいちゃんが知らないところには、もっとうまい人がたくさんいるけどね」... って生意気なっ!

そのくせ実際のレッスンでは、恥ずかしがって全然弾かない...(爆)。みんなが先生のピアノの前で歌っているときも、自分の席で俺にもたれかかりながら、ぐにゃぐにゃしているだけ。たぶん人前で間違えるのを極度に恐れているんだと思う。

変な自信とその裏返しの引っ込み思案、無気力の仮面...
まさにガラスのプライドだ。

俺にそっくり...(苦笑)。

できれば娘には、なるべく早くその壁を乗り越えて欲しい。40過ぎてもグダグダしている俺みたくならないように。

ってか、まずは俺がお手本を見せなくちゃね。


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2012年5月29日 (火)

償い?

最近は娘(4歳)の幼稚園生活と御機嫌にばかり気を使い、息子(小2)にはいろいろと我慢してもらう局面が多い。

そんな中、ちょっと前にあった息子の遠足のお弁当。その日はたまたまローテーションの谷間というか、つい気を抜いてしまったというか、まったく故意ではないのだが、なぜか玉子焼き以外すべて冷凍食品というお粗末なお弁当になってしまった。

これにはさすがに息子もへそを曲げ、その後、娘に作るお弁当を見るたびにねちねちと恨みを言うようになってしまった。

というわけで先週の土曜日、息子の運動会のお弁当は朝4時半起き、完全手作りのハンバーグ弁当。↓

Dscf4748

人参のグラッセにも手をかけ、赤肉メロンもつけたよ。

おかげで?息子はめでたく50m走、1位。俺も小学生の頃はさんざん1位をとったけど、息子の1位もやっぱ嬉しいね。でもやっぱ自分が1位になりたいかも... 秋は市内の運動会にでも出てみようかな(笑)。


ちなみに昨日は運動会の振替休日で、午前中、久しぶりに息子と2人で水入らず。近所のイトーヨーカ堂に行って、ちょろっと何か買ってやって、フードコートで普段は禁止しているマックを食って... 息子サービスにいそしみました(笑)。


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2012年4月20日 (金)

娘と俺の新生活

娘(4歳)が幼稚園に入って2週間...

なななんと! 娘、絶好調!(驚)

たまたまバスの乗り降りが一緒の男の子と何故か仲良くなり、その子とはクラスも一緒、席も隣。毎日楽しく通園している。保育園時代のあのぐずぐずな朝が嘘のよう... やはり親の説教なんかではなく、「出会い」が人を変えてゆくんだよなぁ...

幼稚園は早く帰ってこられるってのもある。さびしげな夕暮れのお迎えではなく、昼過ぎのキラキラした太陽の中のお帰り。娘は明るい家でおやつを食べながら、「幼稚園は早いなぁ~」 とご満悦だ。

大変なのは俺のほう。右も左もわからない幼稚園だし、新学期はあれ持って来い、これは作って持って来い、と指示も多い。俺は絶対に忘れ物をさせないよう細心の注意を払い、朝に娘の機嫌を損ねないよう起こし方にも気を使い...(汗)。

先週ははじめての保護者会に参加。やはり俺以外全員ママの完全アウェイ。しかも保育園の多種多様なママ(パパ)と違って、なんか皆、一様に明るくて楽しそう。子育て生活を存分にエンジョイしてますって感じ? ううっ、眩しい!(被害妄想)

そんなこんなで先週末は、プレッシャーとストレスでキレて、寝込んでしまったよ(苦笑)。

今週からは弁当作りもはじまった(週1~2回)。妻に作る弁当とは違い、娘の弁当は細心の注意を払って美味しくカワイらしく...

Dscf4489

ふ~っ(汗)。

新しいバイトを始めたような、新入社員のような、大したことやってないのにゲッソリと疲れる、ハラハラ・ドキドキ・ワクワクな... 緊張感のある今日この頃だよ。


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2012年4月 2日 (月)

いよいよ専業...

娘(4歳)が保育園から幼稚園に転園する。

きっかけは原発。でもまあ、俺の稼ぎの悪さを考えると、潮時だよな。そもそも数年前からこれは俺の希望でもあって、経済的な理由などで妻からは却下されていたのだが、「3.11」以降のすったもんだの挙句... まあ、遅まきながら、「いっそ潔く」 という俺の希望が叶ったわけだ。


先日(3/23)、保育園へ最後のお迎えに行ってきた。制度上は3月31日まで預かってもらえるのだが、息子(小1)が春休みに入ったし、保育園でも一応「修了式」というのがあるこの日を最後の日と決めた。

空はあいにくの雨。俺はまさに「お天道様も泣いていら~(涙)」という心境。夕方、仕事を早退した妻と息子と3人で保育園の門をくぐる。娘が俺たちに気づき、嬉しそうにニヤリとした。

教室の入口で娘の帰り支度を待っていると、娘と一緒に担任のY先生がクラスの子どもたちを引き連れて出てきた。

俺と妻が先生にお礼の挨拶をすると、先生もとても残念そうに「最近はお友だちともよく遊ぶようになって、すごく調子がよかったんですよ~」と言ってくれた。

俺は「はい、家でも『今日○○ちゃんと遊んだ~』とか言うようになって...ほんと残念なんですけど...」。ちょっと声が上擦りぎみ。

そのあと先生が「は~い、じゃあ葵ちゃんにバイバイしましょう」と声をかけると、クラスの子どもたちが口々に「あおいちゃんバイバ~イ♪」と明るく手を振り、1人のお友だちから、何やら色紙代わりのボードが娘に手渡された。クラスの皆が指スタンプで作った「なのはなばたけ」と、葵を真ん中にして撮ったクラスの集合写真。最後に小さく

 あおいちゃんへ
 ようちえんにいっても
 げんきでがんばってね

と書いてある...

今回は息子の卒園の時とは違って、俺はあまり泣くつもりはなかったのだが、この不意打ち的な、ちょっとした「お別れ会」に、やはりぐっと涙がこみ上げてきた。1人の園児の転園に、こんなに暖かい、こんなに素敵なお別れをしてくれるなんて...


去年の4月に3歳クラスになってからは、クラスの人数も増えたし、普段の送り迎えでは、俺は先生と長々立ち話するタイプでもないので、この1年間は以前に比べ、保育園とのコミュニケーションがそっけなかったかもしれない。でもこの「お別れ会」で、娘は本当に愛されていたんだな~と感じた。出来の悪い子ほど...と言うしなあ。

そう言えばちょっと前、娘はなんとY先生の頬にビンタを食らわせたそうで(汗)。時間が来たのに砂場遊びを止めたくないと駄々をこねたらしく...(ついに園内暴力?笑)


そんな娘も、いよいよ保育園とお別れ... Y先生は「先生もっと葵ちゃんと遊びたかったな...」と言って別れを惜しんでくれ、その言葉の響きが妙に俺の心に刺さり...(涙)。俺の知らない間に、娘は保育園で、いろいろな経験をしたんだろうな...

肝心の娘は照れてるのか何なのか、さっきから終始ぐにゃぐにゃと体をよじって俺にからみついてくる。まあ、これがいつもの娘なのだが...

「じゃあ、最後にさよならしよっか」と先生。

俺は娘を横目で見ながら一緒にゆっくり

「さ~よ~お~な~らっ」

って、俺しか言ってないやんけ!
娘はぐにゃぐにゃしてるだけ...

葵さんよ、最後まで上手に挨拶できなかったね!(笑)


教室をあとにして、俺は妻とちょっとだけ目を会わせ、「終わったね...」的にうなづき合う。歩きながら俺はもうハンカチを出さずにはいられなかった...

娘がぜんぜん悲しんでいないのが、せめてもの救いか。まあ、スムーズに幼稚園へ移行して欲しいので、あえて「保育園とはお別れだよ」的な悲しい言い方はしてこなかったせいもあると思うが。

泣き虫の息子も、今回は泣くでもなく、笑うでもなく、黙って神妙にしていた。何を思っていたか、息子もこれで母校(母園)を訪れる機会を失ってしまったよなぁ...


雨に濡れる園庭を眺めながら、俺たち家族4人は各クラスを横切り、今度は事務所で主任さんと副園長さんに挨拶。副園長さんは息子が0歳で入園した時に担任だった思い出深い人だ。

「どうもお世話になりまして...」から始まった立ち話。副園長さんは、「葵ちゃん、おゆうぎ会のダンス、しっかりやってましたよね~。素晴らしかったです~」と褒めてくれた。

そうなのだ。ハンガーストライキから始まった娘の保育園生活。その後もなかなか園生活に馴染まず、まあどちらかと言えば問題児の部類に入っていたと思うのだが、そんな娘も徐々に保育園に楽しみを見つけ、最後の晴れ舞台であるおゆうぎ会では、かわいい、本当にかわいいダンスをしっかりと踊ってくれた...(手話付の歌と、合奏の小太鼓も!)。

そんなこんなの立ち話。俺からも言いたいことはたくさんあるはずなのだが、口を開くと泣いてしまいそうで... いや、泣いているのがばれてしまいそうで... あまり会話が弾まない。それでも皆大人だから、それなりに会話は進み...

これまで本当にお世話になったこと、子ども2人がこの保育園で過ごせて本当に良かったという思い、そういう感謝の言葉をもっともっと言いたかったが、声がみっともなく上ずってしまいそうで、やっぱり言えない。せめてこの涙で俺の気持ちを分かってほしい、そう願った。花粉症でマスクをしていて、歪んだ口元や顔全体が見られなかったのが良かったのか悪かったのか... 「これ、悲しくて泣いてるんです!花粉のせいじゃないですよ!」。そう叫びたい気持ちだった。

挨拶を終え、いよいよお別れというとき、Y先生がもう一度教室から出てきて、最後まで俺たちを見送ってくれた。俺はもう、有難くて有難くて、ただペコペコと頭を下げるしかなかった(泣)。


帰り道、止まない雨の中、自転車に乗りながらも涙が溢れてくる。娘があまり関係ない話を無邪気にしてくるのが何とも...(苦笑)。俺は泣き声にならないよう、ぼそぼそっとつぶやきながら相手をした。

家に帰ってからもしばらくは悲しみが止まらない。何か話すと号泣してしまいそうで、俺はムスッと黙っていた。疲れたので、とりあえず布団でごろ寝した。泣き顔を家族に見られないように。

あれから数日経っても、ふと保育園のお便り帳や園服、カバンや上履き入れを見ると胸がキュンとなる。

もうこれ、使わないのか...


心がパンクしそうになる。でもアーティストなら、こういうことにもタフになっていかないと。照れて黙ってしまったら、目を背けてしまったら、何も生まれないから...


息子の入園から数えて丸7年。
今度こそ本当にさようなら。
ありがとうR保育園。
本当に最高の、きらきらした7年間でした。

ああ、もう保育園行かないのかあ...


今、確実に、1つの時代が終わった。


takuya 42歳の春、
ざわつく心を、時がさらさらと流れてゆきます...(涙)。


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2011年12月27日 (火)

主夫の忘年会とクリスマスと今年の総括

「歌会」が無事に終わった翌週、都内で「主夫の忘年会」というのがありました。去年の暮れ、初めて俺以外の主夫に出会った感動の「オフ会」からちょうど1年。夏には「主夫の家族会」、秋にはしゅうちゃんとの「主夫ランチ」と、少しずつ主夫の皆さんと交流を深めてきたわけですが、1周年の今回は、俺が属する?「カタルエ」チームともう1つ、主夫のNPO団体?!「レノンパパ」との合同忘年会ということで、集まった主夫はなんと総勢14人。1年前に4人だった主夫仲間は一気に3倍以上になりました!

さすがに14人も集まると、一人一人と丁寧におしゃべりすることはできず、よってこのブログでも一人一人を丁寧にご紹介することはしませんが、印象に残った新しい主夫仲間としては...

 最年少27歳
 主夫界の石川遼くんか?という「さわやか主夫」。

 最年長50代前半、
 バツイチで無頼派な?「ちょいワル主夫」(笑)。

 子どものアレルギーと戦う主夫(涙...)。
 男でやっているのは初めて聞いたよ!がんばれ~♪

など、いよいよ主夫という人種のサンプルは広がりを見せています。本当に世間にはいろんな主夫がいるんだなあ。リーダー?のムーチョさんは「次回のオフ会は○○ってとこでやろうかなと...(ムフフ、笑)」などと言っていましたし、にわかに大ブレイクの兆しが見える主夫ワールド、来年も楽しみです。



クリスマスが終わりましたね。皆さんはどんなクリスマスを過ごしましたか。うちは去年一昨年に比べると特に騒動はなく、穏やかで幸せなクリスマス・シーズンでした。

というのもですね、12月に入って世間がクリスマスムード一色だというのに、息子(7歳)のテンションがまったく上がらなかったんです。おまけに「トナカイはどうして空を飛べるの?」などと際どい質問をしてくる始末。そろそろヤバイかなぁ、なんて思っていました。

でも1週間を切ったあたりからにわかに盛り上がりだし、ささっとプレゼントを決め、親は慌ててアマゾンで注文(ローソンで極秘に受取)。家族みんなで作ったケーキを食べたイブの夜には、「サンタさんにあげる」と言って枕元にクリスマスの絵と手紙を。「サンタさん いつもプレゼントありがとう。プレゼントくばり がんばてね」。娘(4歳)は寝る直前、「とおくでリンリンきこえるよ...」と綺麗な目で空耳全開(笑)。さすが空想少女

朝、息子はプレゼントを喜ぶより先に「サンタさん(手紙)もっていってくれた...」と綺麗な目で微笑んでるし...

何と言いますかね...
あと数年もつかどうかという、素敵なクリスマスでしたよ。



さて、最後にざっと今年を振り返ると...

今年はやはり「3.11」と、それ以降の夫婦喧嘩に尽きますね(苦笑)。確かだと思っていたものが大きく揺らいだ年でした。傷跡はまだ残り、火種も燻ってはいますが、とりあえず今現在、この問題は俺たちにとって「いくつもある喧嘩ネタの1つ」ぐらいにはなったかなぁ...

そんな不安定な状況の中、今年はいろいろな変化の年でもありました。翻訳者としての自分に見切りをつけて「ネット英会話講師」へ転身。息子は保育園から小学校へ。音楽活動の拠点だったライブ酒場『農家』の突然のクローズと再オープン。そして先日の初ゲスト。人生というのはホント、何かが終わり、何かが始まる、その繰り返しですね~。

今年はこの温和な俺が、家庭内で何度もブチ切れるという非常に疲れる年でしたが(ごめんよ、子どもたち!)、でもそうして自分の本音をぶちまけているうちに、いつしか目の前の霧が晴れ、迷いがなくなってきたような気もしています。自分のやるべきこと、あるべき姿がはっきり見えてきたような... 来年はもっともっと自分らしく、そして淡々と、穏やかに生きていきたいです。

というわけで、数少ない読者の皆さん、今年もご愛読ありがとうございました。更新が少なくてホント恐縮です(苦笑)。来年もまた細々と書いていきますので、どうぞ引き続き宜しくお願いします。m(_ _)m

では皆さん、良いお年を~♪


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2011年8月 4日 (木)

4歳の誓い

夏休み真っ只中、娘(3歳)との格闘が続いている。俺の腕には生傷が絶えない...

さて、以前にも書いたが、我家のしつけは4歳から始まる。息子がやんちゃ盛りの3歳時代、ひたすら言い聞かせたのは、

4歳になったら
 ・ 早く寝る
 ・ 行儀よく食べる
 ・ 抱っこはなし etc.

そして最近、この秋4歳になる娘に言い聞かせているのは
なんと...

4歳になったら
 ・ 食べ物を投げない
 ・ 人を蹴らない
 ・ つばを吐かない etc. 

って... どんだけパンクなんだ!(泣)。息子の時にはあり得ない話だ。娘はちょっとでも気に食わないことがあると、物を投げる、爪で引っかく、噛みつく、蹴飛ばす、そして唾(つばき)を「プブ~っ!」と吐きかけ、最後に決め台詞 「もうパパ、お化けのとこ行ってきてっ!」。

この台詞、ある絵本の影響だと思うのだが、大人の言葉に直すとつまり、「失せろこの野郎!」「くたばれボケ!」ってことじゃ...  親の権力に決して屈しようとしない孤高の3歳児って...(苦笑)。

でもまあ、息子の時と同様、俺が心を込めて言い聞かせると、上記の誓いをしっかりと復唱してくれるので、たぶん大丈夫なんじゃないかと... (汗)。


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