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2009年7月21日 (火)

著作権について

『好きな歌詞』のコーナーについて妻から指摘を受けた。「著作権に引っかかるんじゃ?」「え?」「2、3行ならいいかもしれないけど・・・」

そ、そんな、コーナーの存亡に関わる指摘を・・・でもそういわれると気になってしまって筆が進まない。

いったい何行までなら(全体の何%までなら)OKなのだろうか? あるいはやはり、法律的には全部ダメだが取り締まるのは現実的ではないので侵害された当事者が訴訟を起こさない限りは野放し状態、ということだろうか・・・

う~ん、なんか面倒くさい。渋々ネットでちょっと調べてみると、やはり予想通りの議論が展開されていた・・・


著作権は、しがない歌うたいや物書きたちの生活を保証するという意味では非常に有効な手段だと思うし、物質的な豊かさがほぼ極限まできたこの世の中で、形のない「言葉」が心の贅沢として価値を持つのは非常にいいことだと思うけど、1発当たった後に、そこまで儲けるかっていう感じになると、なんかちょっとがっかりしてしまう。

弾き語りが口ずさみながら作る歌なんて、そこらじゅうに落ちてる天から降ってきたような言葉だし、最低限の報酬をもらったら、後は皆で自由に歌ったり引用したりして、この世にその言葉が生み出されたことを喜べばいいんじゃないかと・・・


ちなみに、英語などを4倍速とかで聞いて「右脳を活性化・・・」とかいうあれ。初期に開発した会社が「速く聴く」という意味で「そくちょう」という言葉を商標登録してしまったため、その後類似品を扱う会社はこの「そくちょう」という言葉を使えず、「そくおん」とか「はやぎき」、「はやみみ」、「右脳○○」など、ネーミングや解説の時に四苦八苦している。本を速く読む「速読」という言葉は誰もが自由に使えるというのに・・・


だからどうしろとかいう強い主張があるわけではないので、あまり他人と議論したいとは思わない。こちとりゃ物書きも歌作りも素人だし、厳密に著作権法を研究する気もない。きっとその筋の人から詳しい説明を聞けば「なるほど著作権は大切だ」という結論に達することだろう。ただ、見聞きしたことに対して思ったことを述べるだけでも、ちょっと外の世界(ネットなど)に発表しようと思えばいろいろな人の利害関係にぶつかってしまう。「兎角に人の世は住みにくい」(by漱石)と思うのだ。

歌詞の引用だけじゃなく、今後ライブなどでコピー曲をやる時にも、きっと著作権には気を使わなくちゃいけないのだろう。う~ん・・・面倒だ。

まだいくつか紹介したい沁みる歌詞があったのだが、なんか書く気が失せてしまった。


でもまあ逆に考えれば、他人の歌詞をどうこう言うのはやめて、早く自作の歌詞を堂々と発表しようという思いが強まった。まあ、良かったのかもしれない。


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09. 好きな歌詞」カテゴリの記事

コメント

たしかに悩ましい!

素人的な考えでは、他人の作品を剽窃(ひょうせつ)するのはダメだけど、原作を示した上で引用するのはいいと思うんですがね。

ちなみに、聞いていただいた我が新曲にも、中原中也の詩の一節を使っています。著作権が気になったので、調べてみたら、死後50年以上たった作家の作品は、著作権フリーだということで、セーフと思います。

あと、引用でなく、パスティーシュなら大丈夫、というか積極的に活用すべしと思います。

旧作「One Way Train」の歌詞にも、じつは石川啄木の詩が取り入れてあったりします。

いいものに学ぶということは、takuyaさんの言われる通り、その作品に敬意を表すことだと思います。

ちなみに、個人のblogの中に、元歌のタイトル、歌手名を示しつつ歌詞の一部を引用するのは、問題ないんじゃないですかね…。作詞者や歌手の利益を侵害するとは到底思えないですし。

投稿: コマっち | 2009年7月29日 (水) 00時17分

>コマっちさん
貴重なご意見ありがとうございます!

剽窃? パスティーシュ?って、調べちゃいました(笑)。なるほど~、勉強になりました。

「いいものに学ぶ ≒ その作品に敬意を表す」って、私そんないいこと言いましたっけ?(笑) 前のブログですかね。

お蔭で少し書く気が戻ってきました。

この世には「いい言葉」が溢れてますからね。

投稿: takuya | 2009年7月31日 (金) 14時25分

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