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2010年5月

2010年5月25日 (火)

歌会日記(2)

5月22日(土) 晴れ

まだまだ明るい午後6時ちょっと過ぎ。いつもより早めに家を出る。育児は着実に楽になってきている。

この日の歌会は俺にはちょっと特別。ひょんなことからコメント欄で知り合った小林さんと初めて会うことになっているから。天ちゃんと始めて共演するから。そして・・・

7時ちょっと前。「農家」に到着すると、天ちゃんの隣にいかにも人の良さそうな丸顔のおじさん。一目見て、良かった、いい人だ、と直感。それが小林さんだった。ブログやメールで随分と会話してきたので、とりあえずあっという間に打ち解けることができた。

この日の天ちゃんのステージは、現在インディーズで精力的に活動中の若手女性シンガー「Songbird」さんとのユニット。すでに彼女とのリハは終わっており、すぐに俺と天ちゃんの即席ユニット「いずみたく2号」の音合わせとなった。

曲はさだまさしの『北の国から』。当初は原曲のトランペット部分をハーモニカでやろうと考えていたが、天ちゃんが一緒にやろうと誘ってくれたので、そこをエレキでやってもらい、ついでにコーラスも入れてもらうことに。

俺が使うギターは小林さんのご自慢、Ovation のスーパーアダマス!(・・・って、その価値があまりわかっていない俺。実は目が飛び出るほどの値段!)

さて、超久々のセッションはいかに・・・

ぼろぼろ(苦笑)。到着するなり慌てて始めたので、譜面台にカンペをセットするのを忘れた。コード進行がうろ覚えでちょっと詰まる。最後の俺のギターソロ、ベース音を弾き間違う・・・etc.

それと歌。「あ~あ~・・・♪」だけだから簡単だと思ったんだけど、前日に家で録音して聞いてみたら、これが結構難しいのね。こういうロングトーンって、発声とかちゃんと訓練してないのがバレバレ。微妙な音痴(ピッチの悪さ?)もバレバレ。

でもまあ、そんなに焦らなかった俺。今回は良くも悪しくも「力が抜けて」いた。ライター修行にうつつを抜かし、ほとんど練習せずに迎えたこの日。いつものような緊張感はほとんどなく、主役は俺じゃないからと・・・

7時40分ごろ。「歌会・ゲストステージ」スタート。この日の主役は天ちゃんでもなかった(笑)。歌会に若い女性が参加するのは珍しいのか、オジサマたち(含む俺)の注目はサウスポーのアコギ弾き語り、Songbirdさんのオリジナルソングだ。天ちゃんもオブリやソロ部分で何気に健闘してたけどね。Songbirdさんの声は凛としてまっすぐ。けっこう好きなタイプ。歌詞はときたま印象的なフレーズが耳に飛び込んでくる・・・

彼女の最後の曲が終わり、天ちゃんの歌・・・ そろそろアンコールかなという頃、待っていた携帯の着信が鳴った。


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電話の主は俺の大学時代の友人「Aけん」だ。

Aけんは俺が大学時代に作ったバンド・サークル「大川ロックンロール・クラブ(通称ORC)」に入ってくれた2つ年下の後輩だ。(ちなみに大学のサークルに自分の名前をつけるって、どんだけバカなんだ、俺!)

ORCは3年ほど活動して自然消滅。Aけんともそれ以来、音信不通だったのだが、4月のはじめに突然メールが来た。「ブログを見た」と。実に17年ぶり! 久々に会おうという話になり、歌会に誘った。

道に迷ったAけんと携帯越しに会話した。声も話し方も変わらない。ローソンの前で無事再会。見た目もほとんど変わっていなかった。

Aけんと一緒に農家に戻ると、歌会ゲストステージはフィナーレを迎えていた。何やら盛り上がっているが、俺はAけんとの会話に夢中。(ごめん、天ちゃん!)

ゲストステージが終わると、優しい女将のMさんに促され、俺たち2人は一番奥の静かな席に通された。会話が弾む。当時からプロ志向だったAけん(Vo.)は大学卒業後、しばらくプロを目指して活動していたという。ギタリストとユニットを組んでの活動だったらしい。その後その相方の妹と結婚し、音楽活動は自然休業。定職にありついてしばらく経つとか・・・

歌会(お客さん編)が始まり、店は再び賑やかに。相変わらず皆さん上手い。

小林さんの番が回ってきた。昔作ったオリジナル曲を披露。上手いし、歌も面白い。MCも落ち着いていて、もう完全に農家に馴染んだ感じだ。よかった。

片耳で皆さんの素晴らしい演奏を聞きながら、Aけんとの会話は続く。話はお互いの近況から「あの人どうしてる?」話に移り、やがて思い出話へ・・・

俺の番が回ってきた。天ちゃんとのユニット「いずみたく2号」の初ステージだ。

う~ん、どうでしょう? ちゃんとカンペ見たから、リハのときよりは上手く行ったかな。天ちゃんのコーラスが意外と良くて、歌ってて気持ち良かったよ。磨けば光るユニットだったりして... (相当磨けばね!)

気分が高ぶっていたのか、俺はいつもより多めにMCをしてしまった。小林さんとのこと。天けんのこと。このブログのこと・・・ 

その時、カウンターの向こうから女将のMさんの声。

「ブログ読んでるよ! ライター日記もね・・・」

えーーーっ! 恐縮です(汗)。

ちなみに、来店時と帰り際のMさんの笑顔。ジーパン屋のねーちゃんと違って滅茶苦茶スパークリング! 勘違いしてしまいそうだ(笑)。

で、本当は『北の国から』1曲で終わりにする予定だったのだが、せっかく小林さんやAけんが来てくれたのに、これだけじゃあまりにもしょぼい。思い切って『大往生』もやってしまった。カンペを見ながらだったので一応間違えずにできた。遠くから太鼓の音? 演奏後の拍手、若干多め(気のせい?)。

席に戻るとAけんが、
「『大往生』、良かったですよ。大川さんらしくって」。

そうか、俺らしいのか。なら良かった。


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歌会が終わった。店はくつろぎのだらだらタイム。

ちょっと遠方から来ているAけん。終電の時間がわからないので早めに店を出た。俺も駅まで見送りに。

会話は続く。なんというかAけんは、思った以上にORCに愛着を持ってくれていたようだ。大学時代の大切な思い出として。

一緒に行った合宿のこと。そこで俺が話したトークまで、事細かに覚えてくれていた。言葉の端々に「あの頃の大川さんは面白かった」的なトーンが感じられ・・・気持ちよかった(笑)。こっちも調子に乗ってよくしゃべった。

俺ってやっぱ面白いのかも・・・って、勘違いしてしまいそうだ。(さすがに昔よりは冷静に自分を見つめられているつもりだが)根拠のない自信と、世間知らずの勢いだけで突っ走っていたあの頃が蘇った。

すっかり話し込んで店に戻ると、お客さんはもう5、6人になっていた。常連さんたちが小林さんのギター3本(ビンテージのマーチンD45?など)でCCRの『Have you ever seen the Rain』をセッションしている。楽しそう。

自意識全開でオリジナルを歌うのもいいけど、こうして名曲をさくっとセッションできるってのも音楽の醍醐味だよな。

Aけんのおかげで、この日はすっかり店の輪の中に入りそびれた気分。かろうじて小林さんとは最後にゆっくり話せたが、SongbirdさんのCDは買いそびれるし、久々に会ったグッドマンのK掘さんともあまり話せなかった。常連さんたちとの交流も深められなかった。人生が動き始めると、こぼれ落ちてしまうものも増えてくるのだろうか。

とにかく今回の歌会は、いろんなことがありすぎて、なんかソワソワと落ち着きのない俺だった。帰り道も帰ってからも、そして翌日も・・・胸騒ぎじゃないが、なんかソワソワと落ち着かない。

何かが始まる前触れか、それとももう始まっているのか・・・


     《歌会日記(2)おしまい》


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2010年5月24日 (月)

初写メ!

てすと
我が家の襖。こんなのコントでしか見たことないよ!

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2010年5月21日 (金)

ザル理論


 『生物と無生物のあいだ』 (福岡伸一)

という、ちょっと難しい本がある。(俺は2ページで挫折・・・)

内容はタイトルの通り、分子生物学者である著者が「生きてる」と「生きてない」の境目を分子レベルで考察していくというもの。(たぶん)

随分前だが、この教授がたまたま爆笑問題の教養番組(NHK)に出ていたのを見た。教授曰く、

分子は常に入れ替わっている。ヒトの場合だと2~3ヶ月も経てば分子的には完全に入れ替わる。久しぶりに会った人たちが、

「どうもお久しぶりです。お変わりありませんか」
「はい、相変わらずです」

なんて言ってるけど、分子レベルで考えると、実はお変わりありまくり(≒別人)、らしい。


この話を聞いて俺は思った。

そうか、今現在の俺は、この2~3ヶ月で作られた俺なんだな。

ということは・・・ 例えばライブ前の3ヶ月間、プロのように毎日毎日音楽漬けの暮らしをすれば、体中の分子が音楽仕様になり、本番ではそれなりのパフォーマンスができるのでは?


音楽を始めて約20年。
細々、切れ切れの活動。

ライブ前に慌てて練習して、
失敗して落ち込んで。

もう1度立ち上がって練習して、
一瞬ちょっと上手くなって、

でもまたいつしかギターに埃・・・

その繰り返し。
未だに下手っぴぃ。

まさにザル。
俺の「ザル理論」。

せめて3ヶ月。
水がこぼれ落ちる前に・・・


なんて、邪道なことを考える。


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2010年5月19日 (水)

手荒れ

「主夫」と「ギター弾き」の組み合わせって、どうなんだろう。
2つを掛け持ちしようとしている俺にとって、懸案の1つなのが「手荒れ」だ。

毎日食器の洗い物をしていると、季節にもよるが、すぐに指先が荒れてくる。放っておくと割れて血が出ることも。ギター弾くのに支障のない指ならいいが、左手の人、中、薬や、右手の親、人、中あたりだと痛くて弾けない。そんなときは大事を取って2、3日ギターはお預けだ。

昔レストランで皿を洗っていたときや結婚したての頃は、素手でガンガン洗ってもまったくの手荒れ知らずで、指先の肌の強さだけは、かなり自信があったんだけど・・・ やっぱ歳かな。
 
 
2年ほど前、我が家に食器洗浄機(食洗機)が導入されたとき、これでこの問題は解決するぞと喜んだ。

しかし台所が狭いため、導入したのはかなり小型の食洗機。なんでもかんでもぶち込めるわけではなかった。一度に入りきらない食器や、鍋やフライパン、食洗機不可の箸や弁当箱などは相変わらず手洗いだ。
 
 
別にプロのギタリストではないのだから大したことではないのだが、歌会など、たまに人前で演奏する前には、指先が荒れないか、いつもよりちょっと気になる。将来もっと頻繁にライブをやるようになったらどうしよう、などと今からちょっと心配もしている。

いっそ指弾きは一切やめてしまって、ピックだけでジャガジャガやろうか、とも思う。ほとんどがそういう曲になる予定だし。

あるいはサムピックやフィンガーピックを使うか。これは何度か試したことはあるが、どうもしっくり来ない。(単に練習不足?)
 
 
あれこれ考えた末、最近たどり着いた解決策はゴム手袋。

洗い物のたびに装着するのは面倒臭いし、手袋をつけていると食器についた石鹸がちゃんと取れたかどうか肌感覚で確認できない。何となく気が進まなかったのだが、この前どうにもこうにも指先が痛くて仕方なしに使ってみたら、意外と快適だということがわかった。

スーパーにはいろんな種類の手袋が売っているし、今どきの主婦は普通に使ってるみたい。早く気づけばよかった・・・

今週末は「歌会」。手荒れの状態はまあまあだ。
 
 
<(_ _)> m(_ _)m 
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2010年5月14日 (金)

戦力外通告

数年前、一人でジーパンを買いに行ったときのこと。

ジーパン選んで試着して、裾を直してもらって・・・ 
特に問題もなく、買い物はスムーズに進んだ。

が、一連の接客をしてくれた店員のお姉さん(20代半ば~後半)の不思議な表情が妙に気になった。

明るいでもなく、暗いでもなく、「微笑と無表情の間」とでも言おうか。けだるい感じにも見えるが、ぞんざいとは言えないギリギリ丁寧な対応。

店には他に客も少なく・・・ 何なんだ、この空気?

が、そのとき俺は何故か悟ってしまったのだ。

「そうか、俺は男女のそういうことから完全に引退してしまったんだな」と・・・


若い頃、レストランなんかでムチャクチャ愛想のいい女性店員に出くわすと、俺は逆に怒っていたものだ(もちろん心の中で)。

「俺のこと好きなのか! 勘違いするからやめてくれ!」

だが時は経ち・・・

あの頃がちょっと懐かしい。


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ランキングですけど、ちょっと作戦を変更して、「子育てパパ日記」と「音楽(バンド活動)」部門のダブル・エントリーにしてみました (ポイントは半々になっちゃうんですけど)。来る 『ギター修行日記・完結編』 に向けた序曲になればと思いまして。「バンド活動」部門をご覧の皆様、どうぞ宜しくお願いします。


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2010年5月12日 (水)

せっかち

保育園嫌いの娘(2歳)は4月から意外に調子が良い。
朝ぐずる確率は激減し、1年たってやっと一山越えたかな、という感じだ。(ふ~っ)
 
それはいいのだが、おととい、ひどく咳が出るので、昨日医者に連れて行った。医者曰く「小児喘息の可能性あり」。アレルギー体質の子は喘息にもなりやすいとか(妻談)。う~ん、一難去って・・・。これにより以後、布団の上のサッカー大会は禁止となった。(苦笑)
 
ま、それはいいとして、娘は俺に似て歌を歌うのが好きだ。最近ハマっているのは童謡の『ちゅうりっぷ』。昨日もハスキーな声で歌っていたが・・・


♪ さ~い~た、ちゅ~りっぷの はなが~

  な~らんだ、あか、しろ、みても~・・・《おしまい》

 
何回歌っても、この省略形&フェードアウト。(笑)

将来俺の歌を聞かせたら「お前の歌は長い!」と怒られそうだ。
 
 
 

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2010年5月 7日 (金)

擦り切れたジーンズ

今は流行っているのかどうか知らないが、ロック的なファッションとして「擦り切れたジーンズ」というのがある。カッコいいので真似したいとも思うのだが、しかしよく観察してみると、擦り切れているのは膝(ひざ)ではなく腿(もも)のあたりが多い。あれは一体どういうコンセプトなのだろうか。

俺も主夫として日々膝をついて掃除をしているので、ジーンズはすぐに擦り切れる。場所は右膝のちょっと下あたりだ。だんだん穴が大きくなってくると履くときに爪先が引っかかって履きにくくなり、「えーい、こんなもの!」と買い替えることになる。

主夫でなくても、労働者なら、擦り切れる場所はやはり膝のはずだ。

俺の勝手な解釈かもしれないが、ロックにしろ、ブルースにしろ、元々は下層階級(労働者階級)の音楽だと思うので、擦り切れたジーンズはその象徴だと思っていたのだが・・・

腿が擦り切れるというのはどういうことか。ナイフや熊手で喧嘩でもしたというコンセプトか。それとも有刺鉄線の張り巡らされた刑務所の壁を乗り越えてきたというイメージか。何というか野蛮(あるいは茶番)だなあ・・・

俺がいつかステージに立つとき、どうせジーンズを履くなら、膝の擦り切れたリアルなジーンズを履こうと思う。日々の主夫労働で擦り切れたリアルなジーンズを。

(貧乏っぽくてカッコ悪いのかな・・・)


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