削られた言葉たち
俺の曲づくりのパターン。
まず、日々の生活の中で「ぽっ」と詩的な言葉が浮かぶ。たいていは落ち込んでいるとき(苦笑)。すでにメロディーがついていることも多い。
その歌詞的なものをPCのメモ帳に書き溜めておいて、年に1回ぐらいの「よ~し曲つくるぞ~」というときに改めて見返す。
出だしだけ、サビだけ、などのその歌詞やメロディーに前後を付け加え、ストーリーを膨らませていく。
が、だいたいここでアイデアが出すぎてしまって収拾がつかなくなる。はじめに浮かんだ「言いたいこと」はほんのささいなことなのに、それを言うためのお膳立てが莫大に広がってしまって...
つらいのはここから。言葉を削っていく作業。捻り出すより全然つらい。1つ1つはまあまあいい台詞なのだが、全体のイメージ、ストーリー展開からすると削らなければならない言葉たち...
こうして断腸の思いで取捨選択をし、なんとか出来上がった曲を見て俺から一言。
「今回選ばれた言葉たちは、選ばれなかった言葉たちの分も精一杯頑張るように」(笑)。
って、なんかスポーツの監督のような気分なのだが、実際、歌詞として残った言葉というのは、氷山の一角のようなもので、その下にはたくさんの削られた言葉があり、さらにその下には言葉にならなかったたくさんの思いも...
って、あ、いや、こんなこと書くと「一体どれほどの歌やねん?」って、ものすごくハードルが上がってしまいそうだが(汗)、まあ、あくまで主観的な話なんで、皆さんに気に入ってもらえるかどうかは...
ま、とりあえず、こんな感じで日々頑張ってます。
ではまた。
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