妻が望んでいるのは...
男女平等ではない。たぶんそれ以上の待遇を求めている。男と同じ給料をもらい、家族を養っているという事実だけでは満足できないのだ。
おそらくは九州男児、古き良き昭和の父親像が頭にあるのではなかろうか。日曜は朝からゴルフに行き、気が向いたときだけ「男の料理」を作り、家事と育児は妻に任せきりで、気に入らないことがあると鶴の一声で口を出す。そんな「男の中の男」の座を手に入れるまでは勝った気がしないのだろう。
女が男女平等を掲げるときの真の狙い。それは「両者引き分け」ではない。男女逆転の完全勝利なのだ。
一方...(そっちがその気なら...)
俺が望んでいるのも、いわゆる男女平等ではない。たぶんそれ以下の、おいしい立場を求めている。女と同じように、働かずに食っていけるという事実だけでは満足していない。
おそらく、ワイドショーの再現ドラマなどに出てくる古き良き昭和のオカン、それが頭にあるのだろう。煎餅かじりながらケツをぽりぽり... 夫を働かせるだけ働かせて「給料が少ない!」と尻に敷き、アメとムチで子どもたちの上に君臨する堂々とした肝っ玉かあさん。そんな「オカンの中のオカン」になってこそ、主夫になった甲斐があるってものだ。
俺が男女平等を掲げるときの真の狙い。それは「女性が可哀想」というフェミニズムではない。自分がもっと楽をしたい。嫌な仕事などせず、狭い家の中で威張っていたいという、一般社会からの完全撤退なのだ。
これもまた1つの男女平等。これでこそ社会全体のバランスも取れる...
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ってなことを考えながら長年喧嘩をしています(笑)。
巷ではイクメンだ、男女共同参画だと騒いでいますが、現実にはまだまだ多くの家庭が昔ながらの家庭構造(男は仕事・女は家庭)で生活を回しているわけで、実際に上記のような羨ましいご身分の保守系男女がたくさんいるからには、それを真似したい「強い女(弱い男)」が出てくるのも当然かと。
思うに、成長経済が行き詰まり、若年失業者が溢れるこの時代に、果たして共働きは必要なのでしょうか(各家庭の事情はさておき、社会全体の幸福感から考えて)。
親戚や保育施設をフル稼働させ、分単位のスケジュールで生活を回していく綱渡りのような毎日。子どもがインフルエンザになろうものなら万事休す。そんな疲れる男女平等なら要らない、というのが我家の見解です。
いずれにしても俺たち2人が選んだ道。数々の喧嘩の甲斐あって、お互いの待遇は徐々に改善されてきています。それぞれの理想の暮らしまで、もう少しです!(ホントか?笑)
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コメント
takuyaさんの奥様なかなか男前ですね!
夫婦は、お互いの理想の50%ぐらいでしか吊り合いがとれないのかな?
私は自分の理想と随分かけ離れいるな・・
いやいや人生はまだまだこれからだ!
投稿: あまちゃん | 2013年2月23日 (土) 16時27分
>あまちゃん
どうも。
夫婦の形はいろいろですよね。
お互い、円満夫婦目指して頑張りましょう!
投稿: takuya | 2013年2月25日 (月) 06時50分